先日書肆喫茶moriさんに行ってきました。
ビーフストロガノフとローズティー！
うまーい！いえーい！
ヾ(*´∀｀*)ﾉ
『ムチャチョ』読ませてもらいました！
独裁政権下のニカラグアで、
有力者の息子である若い修道士が反政府ゲリラのグループに協力する話。
森にひそむゲリラのメンバーと彼らに協力する村の人々はどんどん悲惨な目に遭うのに、
それほど悲壮感がないのは、絵のタッチがとても美しいからと、
あと、やっぱりこの主人公は有力者の息子で結局それほどの命の危機がない“部外者”だからなのかなとか思ってしまった。
過激だと注意されながらもゲリラに協力する神父がとても良かったです。
宗教関係者は政治に関わってはいけないけれど、
明らかな人権侵害を見て見ぬふりをするのは絶対にちがう。
それは逆に政治に忖度しているだけ。
そんなことを考えましたね・・・
こちらは日本の漫画『バクちゃん』。
バクの星から地球に就労ビザでやってきたバクちゃん。
かわいらしい絵なんですが、
宇宙からの移民というカリカチュア的な視点を取って実際の移民問題を描いていて、
とてもシビアでした。
特に日本は移民受け入れの体制が全然整ってないなと痛感する・・・
仕事を得るためには住所や電話番号や銀行口座が要るけど、
家を借りたり携帯を契約したり口座をつくるには今の仕事や収入の証明が要るっての、
それぞれの言い分はわかるけど、
移民や難民、あと失職した人には優しくない仕組みだよね…
バクちゃんはめちゃかわいいし、登場する宇宙人のみなさんも素敵だし、
総武線で助けてくれた名古屋人のハナちゃんは特撮好きでめちゃくちゃ素敵な子なんやけど、
移民仲間のホルヘが仕事を解雇になるくだりが辛すぎた…
帰り道、なんか泣きたい気分になりました・・・
(´；ω；`)ｳｩｩ
「〇〇人」っていうの、なしでいいじゃんという若い宇宙人に、
ルーツは大事だよとみんなが言うシーンが印象的だった。
たとえば日本人とかロシア人とかそういうのなしで、ひとつの地球人ってことにしようってしようとする。
それはなんかいいことのように聞こえるんだけど、
でもいろんな地域のいろんな言葉や文化、宗教があるわけで、
そのアイデンティティはやっぱり大事なんですよ。
むしろ、いっぱいいろんな文化の人がいるっていう認識のほうが重要なのかなと。
ひとつと言ってしまうのは、いろんな意味でヤバイ。
最初は良くても、そのうち、自分をスタンダードにして、
まわりの人にそれを強要する輩が絶対登場するんですよ。
そんなつもりなくても、画一化っていうのはけっこうリスキーな面がある。
地球人どうしだって、ちがう文化の人を受け入れられていないのに、
宇宙の皆さんの受け入れなんか、まだまだ無理なんだ・・・
(´；ω；`)ｳｩｩ
バルカン人が挨拶にきてくれる未来なんかまだまだ先だ・・・
（『スタートレック』では、地球人がワープ航行を確立したときに、
地球人もやっと宇宙のコミュニティに参加できる資格を得たと判断されて、
バルカン人が挨拶に来てくれるのです。
あの有名な、中指と薬指を離して手をかざす“バルカン・サリュート”をしながら。）
書肆喫茶moriさんのオリジナル小冊子“モリマチ。”も購読！
読ませてもらったばかりの『ムチャチョ』や、
先日読ませてもらった『Peau d'Homme』の記事がありました！
いろんな情報が載ってて興味ぶかい！
(*´▽｀*)
あと、帰宅したら通販頼んでた『ビッグイシュー』も来てました。
第５次コロナ緊急通販もはじまったとのことで、
さっそく申し込んだ！
v(￣Д￣)v ｲｴｲ
ドイツで、広さを活かしてホームレスの人に食事を提供するサービスをはじめたビアホールがあって、
ドイツ政府がプロジェクト費用を負担したから、
コロナ禍でも従業員を全員フルタイム勤務に戻すことができたという話、
Win-Winすぎて、これが先進国か…って感じがした。
日本のコロナ対策はひどいもんね・・・
この程度でおさまってるの、ほんとに国民のみなさんの個人的な努力のおかげなだけやで。
(# ﾟДﾟ)ｺﾞﾙｱ！
なんかシビアなことが多くてしんどいですが、
それでも知ることからすべてははじまると思うので、
いろんな本を読んで知見を広げていきたいです、
へっぽこハンターコトワでした！
(｀･ω･´)ゞ