『1917』観てきました。
ちょっとしたアクシデントがありまして、
内容にガッツリ触れているので、
未見の方はご注意ください。
m(__)mペコリ
1917年4月6日、第一次世界大戦中のフランス。
イギリス軍のブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッケイ)は、
ある重要な命令を届ける伝令係に任命されます。
ドイツ軍が戦略的撤退を行い、深追いしてきたイギリス軍を罠にはめようとしていることが、
航空写真から明らかになったので、
エリン将軍(コリン・ファース)が最前線の部隊に攻撃中止命令を出したのです。
しかし、その最前線の部隊まではいくつもの戦地を通り抜けなければなりません。
最前線の部隊にはブレイクの兄(リチャード・マッデン)がいるので、
ふたりはすぐに出発しますが・・・
全編ワンカットふうの撮影方法で(実際にはワンカットじゃないです。日が暮れてるもんね)、
臨場感がすごい映画でした。
よくこんなことを考えたなあというカメラワーク!
砲弾あとのため池みたいなところをなめて撮影しているところとか、
クライマックスの最前線のシーンとか、ほんとにすごかったです。
どうやって撮るのあれ・・・
さて、内容についてなんですけども。
実はツイッターで部分的なネタバレ感想を見かけてしまったのです。
このふたりの伝令のうちのひとりの俳優さんが、映画でハムレット役をやっていたそうで、
『1917』では自分がオフィーリアみたいに川を流れていってたよねっていう感想。
そうか・・・このふたりのうちのひとりは溺死するのか・・・と思ったのです。
僕はあんまりネタバレあっても気にしない人間なので、
深く考えることなくそのまま映画を観に行き、
映画を観ている最中にちょっと水が出てくるたびに、
「このシーンか?」「この量で溺れないか・・・」「あっ橋が崩落しているぞ、ここか・・・」「ちがった・・・」みたいな、
謎の一喜一憂をしました。
今ツイッターで話題の『100日後に死ぬワニ』みたいな感じで、
亡くなることが分かっている人の前日譚って、
謎の緊張感があるよね・・・
『ローラ・パーマー最期の七日間』とかも・・・
そして、溺死じゃなかった。
たしかにラファエロ前派絵画の最高傑作のひとつ、
ミレーの『オフィーリア』のようなポーズで川を流れていくシーンはありましたが、生きとった。
よかった。
でも、出発当初はぼんやりと、
これをやり遂げたら感謝されるよね、メダルもらえるかもね、みたいな話をしてたけど、
実際の戦地は恐ろしいことだらけで、それどころではないし、
たぶん前線に送られるはずだったたくさんの兵士をこれで救ったことになるけど、
「下がってよし」くらいの待遇だったりするの、
仕方ないけどほんとうに非情でした・・・
ほんまに戦争はアカン。絶対アカン。
あちこちに放置されて腐るがままの死体は、
どちらの陣営の軍服姿もあり。
どっちが勝っても負けても犠牲は同じ。
桜の咲く牛小屋つきののどかなお宅、めちゃくちゃに破壊されていたり、
隠れるところがある!とちょっとホッとした廃墟群は市街地のはずで、
きっともともとはレンガ敷きの素敵な町並みだっただろうにとか思うと、
ほんまに腹立たしいです。
そう、1917年4月6日、桜が咲いてました。
なんだかほんとうにしんどい。
第一次世界大戦は1918年の秋ごろの終結なので、
あと少しなんだけど、でもこの時を生きている人たちはそんなこと知らない。
それもしんどい。
心が大変しんどいことになって帰宅しました、
へっぽこハンターコトワでした。
m(__)mペコリ
あ、そうだ!ちょっとどうでもいい話なんですが、おまけ!
ブレイクが最前線にいるはずの兄について、
「兄は俺に似ていて、俺よりちょっと年上だ」と言ってたので、
兄役がリチャード・マッデンでビックリしました。
ブレイクはちょっとぽっちゃりで、
パタリロ殿下みたいなヴィジュアルだったもんで。
似てへんで?ってちょっと思った。
(;^ω^)
ちなみに、僕は最近リチャード・マッデンさんを認識できるようになりましたが、
それまではけっこうセバスチャン・スタンさんかと思ったりしてました。
上がリチャード・マッデンさん、
下がセバスチャン・スタンさんです。
グーグル検索したら、ふたりの名前ですぐに検索ワード予測してくれるくらい、
みんな検索してたw
うちのチャンバキ(セバスチャン・スタンさんは『キャプテン・アメリカ』のバッキー役)のほうが男前やけどな!
という謎のマウントを取ってしまう・・・
マーベルファンコトワwww
(;^ω^)アハハ