思い立って、細野晴臣さんデビュー50周年の記念展覧会『細野観光』に行ってきました。
細野さんのはっぴいえんどやYMOでのご活躍は世界中の人がご存知だと思いますが、
僕はそれは微妙に世代ではないのです。
中学生のときに近所にできたTSUTAYAで、細野さんの『Omni Sight Seeing』をジャケ借りして、
それですっかりハマってしまい、
生まれてはじめて自分のお金で買ったCDもこの『Omni Sight Seeing』でした。
YMOの人だということは後から知りましたw
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Omni Sight Seeing
2,754円
Amazon |
いろんな民族音楽の要素が入ったテクノミュージックで、
タイトル通り、世界のいろんな国を観光旅行しているような感じ。
これにハマったせいで、謎の民族音楽CD集とかも買ったし、
寺町で謎の民族楽器とかも買ってしまったほどだった・・・
なつかしい・・・
だから、細野さんの展覧会をやると聞いて、
それが『細野観光』というタイトルで、
なんかこう・・・うれしくなったんですよね。
僕が好きだったCDのテーマじゃんかって。
いざ行ってみたら、こども時代の面白エピソードや、
(細野さんのおじいさんがタイタニックに乗った唯一の日本人だってのは有名な話ですよね)
アイディアノート(謎のサムライマンガとかもあったww絵がすげえうまいwww)、
実際に使用されていたすごい楽器の数々
(FDで読み込むサンプリングマシンみたいなやつがあって、今でも使いたいけどハードがないって話で、
ハードは変わっていくよねーとか思ったw)、
などなど、すげー楽しかったです。
一部撮影可能でした☆
大好きな『Body Snatchers』が会場の一部でかかってて、
それもめちゃくちゃテンションあがったし、
コシミハルさんとダンスするキュートなPV、めちゃくちゃよかった!
動いているコシミハルさん、はじめて観たかもしれない・・・
(≧▽≦)アハハ
思えば、世代でもないから、
細野さんのことを好きな人がまわりにまったくいなくて、
なんだったら友達とかはまったく知らなかったりして、
ネットもなかったから、調べるものっていっても雑誌とかCDショップの情報誌くらいで、
細野さん自体もちょっと実在している人なのかどうかわからないみたいな感じで、
中学時代を過ごしていたのですよね・・・
今はネットがあって便利だよね・・・
細野さんはいわゆるネチズンと言われてた人たちの先駆けで、
それこそ20年以上前から、
「これからは情報があふれてくる時代になるから、
どの情報が自分に必要なのか、自分で漉すザルみたいなものが必要になると思う」とおっしゃってて、
ほんとに全くその通りになっているな・・・と昨今のSNS事情を見て思う・・・
そんで、細野さんに影響を受けた人たちのインタビュー記事とかも読んでみたんですけど、
でもさ、細野さんのあとに続いた人って厳密にはいないよなって思うんです。
ジャン・コクトオの映画について誰かが書いていたコメントで、
「あとにもさきにも彼のような人はいない」っていうのすごく心に残ってたんだけど、
細野さんの音楽もそんな気がする。
そんな細野さんの音楽世界、
いろんな時代のいろんな民族のいろんなエッセンスを持ってくる、
観光旅行っていうスタンスがおもしろいんだなーって思ったりしましたよ。
(*´▽`*)
とても楽しかったのですが、ただこの六本木のギャラリーがちょっと・・・
チケットを買うだけで80分待ちだったんです・・・
前に何度か展覧会を見にきたときもそんな感じで。
中に入ると決してそこまで混んでないだけに、
このチケットカウンター、いい加減なんとかすべきじゃないのかって思います・・・
六本木にはもうひとつ大きな美術館がありますが、
そっちも毎回大行列になって、特に対策をしていないので、
基本六本木には行きたくないなといつも思う・・・
よっぽどレアで、どうしても来なければって思う企画以外はできるだけ避けたい。
仙台のジョジョ展見習えよって、再び思いましたね。
(# ゚Д゚)ゴルア!
急に思い立って新幹線に乗ったため、
この80分待ちが響いて、ほかにほとんどなにもできず、京都にとんぼ返りしまして。
なんだかなーと思いましたよ。
へとへとだったので、丸善でかぼちゃクリームのワッフル食べた。
おいしかったです。
しばらく東京に行くことはないと思いますが、
次に行くときはもうちょい余裕を持って出かけたいなと思った、
へっぽこハンターコトワでした。
(`・ω・´)ゞ