またまた目がまわりますよ(笑) | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

ディスカスさんからやってきた『アップサイドダウン』を観ました。
旧作につき、ネタバレありです。
 
 
双子の惑星の重力をそれぞれ受けて“二重重力”というものが存在している世界、
上の世界は富裕層、下の世界は貧困層がそれぞれ暮らしていました。
物質はそれぞれの発生した場所の重力に従い、
別の世界のものを持ち込むと燃え上がってしまうため、
それぞれの世界の交流は禁止されています。
 
下の世界に暮らすアダム(ジム・スタージェス)は賢者の山という上の世界に近い高さの山で、
上の世界のエデン(キルスティン・ダンスト)と出会い、恋に落ちますが、
秘密のデート中に誤ってエデンは上に落下。
アダムを禁じられた山に入れた容疑で大好きな叔母さんが逮捕されるという悲惨な結果に。
 
それから10年後、死んだと思っていたエデンが無事で、
今は大企業トランスワールド社で働いていると知ったアダムは、
彼女に会いたい一心でその社員になるのですが・・・
 
 
よくこんなことを考えついたなーっていうSFファンタジー映画です。
 
ただ、重力っていうのはモノに属するわけではなく、場所に属するので、
アダムが上の世界に行って、ひとりだけさかさまになるっていうのがなんか納得いかないんだけどね・・・
 
生まれたところの重力に従うって、どのくらいまで?原材料も?とか考え出すと、
ちょっとつじつま合わない気もするんだけど、
でもそんなことより、この上下さかさまの世界が同時に存在しているという不思議な映像を楽しむ映画かと思います。
 
賢者の山あたりでの逃走シーンはどっちがどっちに引っ張られてるのだっけってわからなくなって、
またしても目がまわりますよ(笑)
 
このDVDが今日来たのはほんとにたまたまだけど、
でも『ドクター・ストレンジ』観た後にこれがきたのはなかなかおもしろい(笑)
 
ふたりが出会うきっかけは、賢者の山のピンクビーというミツバチで、
上下の世界ともの花から蜜を吸うので、そのハチミツにはこの二重重力を制する秘密がある・・・
ということらしいんだけど、
そのへんは別の話だからここではあんまりやらないらしい(笑)
なにそれwww
 
この映画はラブロマンスだから、難しいことはどうでもいいみたいな感じになってて、
ちょっともったいないなって思ったよ。
 
上の世界にも変わり者がいて、アダムはボブ(ティモシー・スポール!)という社員さんと友達になり、
彼が上の世界でもアダムが燃えないためのあれやこれやを用意してくれたりします。
この人がいなけりゃいろいろ成り立たなかったよね・・・
アダムの育ての親であるアルバートさんも、ええ人やった。
アダムと彼ともうひとりの連れと三人で、夜の港で並んで座って話すシーンとか、
けっこう良かった。
 
大好きな叔母さんの、ピンクビーのハチミツでつくる“空飛ぶパンケーキ”は最高でした。
 
そんなふうに脇役もええ感じだっただけに、
もうちょい話を詰めこめたんじゃないかなーって思った。
 
ただ、映像はやっぱりすごかったと思うので、
これは大画面で観たかったかも。
 
そしてまた目がまわってしまうんだな(笑)
それもまた醍醐味ですから!!
(≧▽≦)
 
目がまわりつつも、山でエデンとアダムがキスするシーンで、
「彼女とさかさまのキスするシーンなら観たことある」と思った、
へっぽこ“アメコミ映画好き”ハンターコトワでした!
(∩´∀`)∩ワーイ
誰が何と言おうと、旧作『スパイダーマン』のキルスティンはかわいかったよね!!!