『ドント・ブリーズ』観てきました。
いつものごとくネタバレあります。
金持ちの家を強盗してまわるロッキー(ジェーン・レヴィ)たちは、
大金を持っているという一人暮らしの盲目の老人の家に盗みに入ることに。
簡単な盗みのはずでしたが、
その老人は実は恐ろしいサイコパスでした…
話題のこの映画、
すごく大きなスクリーンで観てきましたよ。
このようなミニシアター系のスリラー映画をシネコンの一番大きいスクリーンに割り当てた、
大阪ステーションシティシネマさんはかなりクレイジーと思われるwww
さて、内容は。
強盗VSサイコパスという展開、
「さあ、存分に殺しあってください」と気楽に笑いながら見ていられる感じかなと思ってたんですが…
なんかこう…いろいろ引っ掛かるとこがあって。
このサイコパス、たしかに外道なんですが、
それでもたまたまそうだっただけで、
ふつうに考えたら、
一人暮らしの盲目の老人から、
彼の娘さんの事故死に関する示談金を盗むって、
鬼畜の所業じゃないか?
どんな理由があれ、お前らがこのお金に手をつけていいはずなかろう。
そこがもう、終始納得いかんかったんです…
あと、この老人はたしかにひどいサイコパスで、
やつが地下室でやろうとしてたことはマジで吐き気を催すんでございます。
それでふと思いだした、
『スーサイド・スクワッド』に性犯罪者がいなくてよかったねって思ったことを。
“ワルばかりの最凶の軍団”ってさ、
ワルにもいろんなワルがいるからさ。
『スーサイド・スクワッド』のワルたちは比較的応援しやすいワルたちだった。
いくら地球の終わりがそいつにかかっていたとしても、
もし性犯罪者だったら、応援する気にはなれんからさ。
そんな感じで…
なんかこう…
この老人が、自分じゃ否定しているが、性犯罪者だっていうことが、まあ、笑えないかんじだったんですよ。
どっちもクズなんだが、
ドン引きするタイプのクズっていう…
なんでこんな設定にしたのかなあってぼんやり考えたよ。
アクションというか、
スリラーとしての展開的には、
『ワナオトコ』みたいな感じかなって勝手に想像してたせいか、
そっちでもちょっと不満があって。
スーパー聴覚とかを持ってるわけやないんやな、おじいさん…
おもしろい部分ももちろんありました。
それは老人が盲目であるために起こるタイムラグ。
ふつう、殺人鬼から逃げてるとき、
相手の姿が見えた時点でこっちは殺されてまうから、
そのシーンはすぐ終わっちゃうけど、
この老人はこちらに気づくまで少し間があく。
ポスターの写真のように息を止めてじっとしてると、
彼があちこちをさわりながらすぐ横を通りすぎていく、
そのスリル!
知らない間に自分の真後ろに立たれていて、
ひって思うけど、
相手はこっちが見えていないっていうショットもおもしろかった。
家の中を縦横無尽に走るカメラワークもよかったよ。
でもなー…
期待しすぎたのが悪かったんやと思うことにする…
あ、でも、なんか全然関係ないとこでも、
「そんなこと言われてもドントブリーズやで」みたいな謎の流行語にはなりそうですww
唯一無二で、口に出して言いたいタイトル。
それは大事なことやで!
というわけで、
さっそくドラマ“猫忍”の金魚鉢の部屋のシーンで、
「金魚がいっぱいいるところに猫がいてドントブリーズ」とつぶやく、
へっぽこキャッチハンターコトワでした!
(≧▼≦)ギャハハ