ディスカスさんからやってきた『ドラゴン・ブレイド』観ました。
紀元前、シルクロードの安全を守る警備隊のフォ・アン(ジャッキー・チェン)は、
陰謀に巻き込まれ、雁門関という西の辺境の地域に流刑になります。
そこの砦の再建という力仕事を課せられ、
ならず者や奴隷として連れてこられたいろんな民族の人たちとともに働いていると、
ローマ軍の一部が攻めてきます。
軍を率いる将軍ルシウス(ジョン・キューザック)は暴君ティベリウス(エイドリアン・ブロディ)の手から幼い弟君プブリウス(ジョセフ・ウェイト)を守るために部下を連れて逃れている最中でした。
ティベリウスに毒を盛られて目の見えなくなったプブリウスを休ませるために、
通りすがりの崩れた砦を占拠することにしたのです。
しかし、平和を愛するフォ・アンは、
ローマ軍を砦で休ませてやるから剣をおさめるようにルシウスに言います・・・
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この、「通り道に家があったら奪え」っていう発想はローマ人っぽいよなって、
なんかしみじみ思った・・・
でも、その家に優しい人がいて、もてなされてしまうという感じの展開で、
みんなで協力して砦を再建するシーンはほんとにジーンときた・・・
最近観た『スパイ』もそうなんだけど、
なんか、意外に善意とか好意って強いんだよって思えるお話でした。
や、意外じゃないんだけどさ、ほんとは!
でも、人間の感情の悪い部分とか、人間関係の悪い面をするどく描いた映画やドラマが“深い”みたいな評価を受けているのを見るとさ。
そうかもしらんが、そんなん観たくないわいって思うんよ。
仲のよさそうに見える家族が実は憎み合っていたって映画より、
戦争をはじめそうな他国の人どうしが実は尊敬しあってたって話のほうが見たいやん。
そういう、今の気分にぴったりあう感じ。
映画館で観たかったけど、そのときよりも今観たからこそハマるのかもなって思いました。
たいへん悲惨なことがたくさんあって、
ほんとに歯をくいしばるシーンもあったけど、
でも希望がある、そんな感じだったよ。
あと、ローマ式の測量技術に萌えたww
たくさんの部族がフォ・アンたちのために加勢してくれるとき、
それぞれの武器や装備の違いもたまらんかったし、
いろんな部族がいるのに、
陣太鼓的なものは必ずあるものなんやっていうのもおもしろかった。
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
ジャッキーは相変わらずかっこよかったし、
警備隊の装備は素敵だった。
左手にぴったり沿う豪華な文様のついた盾、マジでイカス!!
この左手の盾!!
これが相手の攻撃をひたすら受けて避けるのに役立つ!
フォ・アンは平和を愛するので、
盾が彼の武器なんだ・・・
ヾ(*´∀`*)ノ
もちろん、警備隊ですから、刀も使いますけどね。
刀にガチっとはめるバンジージャンプのリードみたいなやつ、
あれもよかったなー!!
あれがあったら、刀をうっかり落とすことがないよ!
『スーパーナチュラル』でそういう話をしていたことがあったなー。
(≧▽≦)ワハハ
もうちょっと、死人の数を抑えられたらよかったんだが・・・
でも、戦争ってそういうことだもんな・・・
シルクロードの西の端で、ローマ兵と対決なんて、
嘘みたいと思ったけど、史実がもとになっているそうで。
これが史実なら、なんだか、ほんとに希望がもてますな・・・って思いました。
戦災孤児だったフォ・アンを助けたある将軍の座右の銘をブログタイトルにしました。
最後はその人の鎧に羽根が生えたものが、
西と東の平和のシンボルになるの、なかなかよかったよ。
そいや、はじめに冤罪で雁門に流刑になるって言われたとき、
部下はめっちゃ怒るのに(あたりまえです)、
フォ・アンは、お世話になった将軍の鎧が飾ってある場所やから、ええ機会やし、
挨拶しておこうって言うんですよ。
「前向きか!!」って思わずテレビにツッコミいれた(笑)、
へっぽこハンターコトワでした!
(-^□^-)
でもその前向きさ、嫌いじゃないね!!
。+.。ヽ(*>∀<*)ノ。.+。キャハッ