『パッション・プレイ』を見ました。
かつては人気のあったサックスプレイヤーのネイト(ミッキー・ローク)は
今では落ちぶれたトラブルメイカー。
ギャングのハッピー(ビル・マーレイ)の妻に手を出して殺されるところを逃げ出し、
砂漠のサーカスへ迷い込みます。
そこで、見世物になっている“鳥女”リリー(ミーガン・フォックス)と出会います。
彼女には本当に背中に羽根が生えているのでした・・・
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日本人が勘違いしやすい英語の一位二位ぐらいにランキングするのではないかと僕が思うのが、
この“パッション・プレイ”という言葉。
“パッション”はPが大文字になると、キリストの受難のこと。
“プレイ”は芝居のことですので、“パッション・プレイ”はキリストの受難劇のことです。
だいたいゲッセマネの園ぐらいから、捕まって拷問を受け、十字架にかけられて亡くなるまでくらいの内容になることが多いと思います。
コスプレなんかも、“コスチューム・プレイ”という言葉はもともと衣装劇、
つまり日本語でいうところの時代劇のことですが、
たぶん誰かがほんとに間違えたか、冗談で言ったのが広まっちゃったんでしょうねえ。
てなわけで、ちょっと壮大なタイトルだったんですけどね。
その割りになんともいえない内容の話でした・・・
まずネイトにまったく感情移入できん。
ミッキー・ロークがいい味出せば出すほど、
ネイトは好きになれないバックグラウンドの男で。
過去ではなく今がどうかって話になっても、
やっぱりサイテーの男なんですわ。
ビル・マーレイ扮するハッピーのほうがまだ悪ぶった悪だからマシだと思ったくらい。
その割りに友達にはなんか恵まれてやがるんだよなあ・・・
なんでなんや。
あ、サーカスの主・サムがリス・エヴァンスでした。
やっぱり不気味な役が似合う(笑)
ひどい男しか出てこない映画だよ、これは。
あとはもう、ひたすらミーガン・フォックスがかわいかっただけ・・・
いわゆる、セクシーとはちょっとちがって、
なんかどことなく幼いというか、すれてない感じがあって、
ちょっと目を伏せるところとか、
あいまいに笑ってみせるところとかがかわいらしい感じ。
顔立ちがきりっとしてるから、強い役が多いけど、
これは意外な魅力だなあ・・・
ってか、監督、ミーガンに惚れたんやろうなあ・・・
( ̄▽+ ̄*)
ラストにちょっとした小ネタがあって、
それを踏まえて話を考え直してみたら・・・
ま、さらになんてことない話でした。
ミーガンを愛でるためだけの映画と言っても過言じゃないでしょう。
オススメはできません!!
( ̄* ̄ )スッパイ