墨絵のような空 | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

昨日、縁あって、
中国近代絵画展に行きました。

明治大正くらいの作品が中心で、
それぞれテーマごとに展示されてました。


素晴らしい夜の月、
水しぶきを感じそうな巨大な滝、
今にも飛び掛かってきそうな百獣図(この絵がまたでかい!)と、
大変迫力がある作品がたくさんあって、
楽しかった!


水墨画から油絵まで、
画材も多彩でした。


若干ドラゴンを期待しましたが、
それはなかったなあ。



おもしろかったのが、
猫の絵の説明。

猫が蝶々を追う様はいろんな絵で見かける題材ですが、
中国では猫と蝶という単語の発音が、
“耄耋”(ぼうてつ)という高齢の老人を指す単語と音が同じだそうで、
それにちなんで、
猫が蝶を追う絵は長寿を願う絵として好んで贈られたそうです。


豊かな言葉遊びの文化だなあ!

猫がかわいいから多い題材なのかと思ってた(^皿^)



大変興味深い作品がいっぱいで、
比較的ゆっくり見てまわることができてよかったです!

難を言えば、グッズがまったくないっていうのがね…

気に入った絵のポストカードはほしかったなあ…


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展覧会を見終わって、
外に出てきたら。


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雲が大変美しくて、
今さっき見てきた水墨画みたいだった!

まだ絵の中にいるようで、
うれしくなりました!
(*´∇`)