東欧ハンター旅行:映画編その2:帰りはこわい♪ | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

こちらでは帰りの飛行機で見た映画をご紹介。


もちろん、ネコとポッターはまた見ました(^皿^)


へっぽこハンター日記


“Prince Yaroslav”。
ロシア映画でして、
日本でもビデオスルーにはなってるみたいです。
邦題は『バトル・キングダム』というらしい。

10世紀くらいの群雄割拠のロシアで、
地域紛争をおさめてロシアをひとつにしようとしたヤロスラフ賢公(Yaroslav the Wise)の若い頃のお話です。


とはいっても僕もロシアの黎明期がどんなだったか知らないので、
三つの部族が互いの地を争う様は謎だらけ。

ふたつならまだいいんですよ、
なんとなくこっちが主役側だな、とかわかるしさ。

でも三つ巴だったらさ、
思わぬところから人が突っ込んできて、
あれ、こいつはどっちの味方なんさ?みたいな・・・

また、みんなロン毛+ヒゲで見分けがつかねえ・・・
(;^_^A


ただ、見慣れた人もいましたよ。

ヤロスラフ王子の兄・スビャトザル(と思うけど名前難しいから間違ってたらすみません。)役のヴィクトル・ヴェルズビッキー。
(ポスターの一番後ろの人。)

へっぽこハンター日記

『ナイトウォッチ』シリーズのザヴロンですやん!!
ヾ(@°▽°@)ノ

登場した瞬間テンション上がった(^皿^)


ストーリーは王子は部族間のいさかいを超えて、
協力しあうことを訴えるんですが、
身近なところに裏切り者がいた・・・的な話でした。


この裏切り者の傭兵・ヘラルドっていうのが、異国から連れてこられた人で、
一人だけ見た感じが違うんで、目立ちます。

盗賊みたいな連中が攻めてきたとき、
彼はなぜか上半身裸で登場して(それまでちゃんと服を着てたのに!)、
次々人をなぎ倒していき、
すると、粗っぽい盗賊の方が「Berserker!(狂戦士だ!イカレてる!)」と叫んで逃げてった・・・

おもろー!!
ヾ(@°▽°@)ノ

いや、突然現れる裸の人は誰だって怖いですよ(笑)

そこが見所(マジか?!)。o(^∇^o)(o^∇^)o

ポスターでも裸ですな(笑)




民族紛争って、
自分達じゃない国が悪者に見えるだけで、
実際に誰が悪いってもんでもないじゃないですか。

目に見えて悪い人もいるかもしれないけど、それはまた特殊な話で。


だから、複雑だし、
解決が難しい。


それを、なんか裏切り者って人をたてて(しかも外国人)、
誰が悪いかわかりやすくするって、
ちょっとずるい演出だな、と思ったりもしました
(´∀`)




へっぽこハンター日記


“Bbudda Hoga Terra Baap”。

なんと読むのかはまったくわかりません。
(;^_^A


カタール航空だからボリウッドものがけっこうあって、
中でも一番、アー写がヤバイやつを選びました。(^皿^)


『コンテイジョン』とかもありましたけどね、
空飛ぶ密室の中で、
感染症のはなしなんか見たくないじゃないですか。

とにかく笑えるやつを、
というチョイスでした(^皿^)

この手の映画では、
主役はわざとらしいアクションでちょっとスローモーションになりながら登場するお決まりになっております。
(´ψψ`)ブフッ

この映画でははじめに若いイケメン警官が爆弾犯を追いかけてまして。


へー、マサラ・ムービーも最近は若者が主役だったりするんや~と見守ってたら。

それはただの前フリ!

あとからやっぱり主役のおっさん(ポスターの人)登場ッ!
☆(*´∇`)☆

殴るッべしゃるッ
やっぱり踊るッ♪
o(^∇^o)(o^∇^)o

弾道を曲げて、柱の向こうの瓶を射撃!
\(^_^ )( ^_^)/


で、美女たちにモテてクラブで遊びまくる(^皿^)


元ヒットマンのヴィジュというこのおっさん、
マフィアに雇われてイケメン警官を暗殺するよう言われますが、
このイケメン、実はヴィジュの息子だったー!

とかいうような大変わかりやすいお話です(^皿^)


いや、僕がラジニカーントを追いかけて、
『ムトゥ~踊るマハラジャ』とか、
『アルナーチャラム~踊るスーパースター』とか
『チャンドラムキ~踊るアメリカ帰りのゴーストバスター』とか見てたときから比べたら、
ひねりのある内容だと言えるでしょう(^皿^)


めちゃくちゃですが、
ブフッと吹き出しながら、
楽しく見られました~!
(≧▼≦)ワーイ




へっぽこハンター日記


“Princess and the frog”。


日本では年末ごろに公開されてましたでしょうか、
ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』です。


飛行機の中にあったディズニーアニメで、
見てないのこれだけだったから見てみた。


そしたらですね、
こんな内容とは思わなかったというスマッシュヒットでした!



アメリカの下町・ニューオーリンズが舞台。

豪邸に暮らす富豪の娘・シャーロットはいつかほんとうのお姫様になるのが夢。
そのシャーロットのドレスを縫うお針子の母をもつティアナは、
いつか自分のレストランを持つのが夢でした。

それから何年も経って、ティアナはふたつの店のウェイトレスを掛け持ちしながら、
自分のレストランのための資金を貯めていました。

そんなとき、ある裕福な国のハンサムな王子様が訪米。
シャーロットは父親にこの王子様が自分の邸宅に滞在する様にお願いします。

実はこの王子様は放蕩者で、実家から勘当されており、
遊ぶ金ほしさに金持ちの娘・シャーロットと結婚しようかと考えていたのでした。
でももっと遊びたいから、まだ身は固めたくないなーというダメ人間っぷり!

そこへブードゥーの魔術師が現れ、王子の願いをかなえてやるというのです。
王子はコロッとだまされ、呪いでカエルの姿に。

お姫様にキスしてもらえれば人間に戻れると信じた彼は、
仮面舞踏会でお姫様のコスプレをしていたティアナにキスしてもらいますが、
今度はティアナまでカエルになってしまうのでした。

呪いを解くため、
ふたりの旅がはじまります・・・


このティアナっていうのが、とにかく働き者でしっかりした子で、
彼女がいなかったら、このアホ王子なんか即効で取り殺されてるね!

カエルになったふたりには新しい友達ができます。
一番星をエヴァンジェリンという女の子だと思い込んで、片思いしているホタルに、
一流のミュージシャンとジャズセッションしたいワニ。

このふたりがほんまにグッとくるんですよね・・・
特にこのホタルの若者には泣かされますよ・・・

幼馴染の金持ちの娘シャーロットも悪い子ではないんです、
いろいろ鈍いだけで(笑)

王子も、ぐうたらでダメなやつですが、
ティアナに恋をして、仕事せなあかんなオレと思うようになるんです。
('-^*)/ハヨキヅケ!

それぞれのキャラクターがすごくよくて、見入ってしまいましたあ!!



また、僕がとりわけこの映画を気に入ったのは、このブードゥーの魔術というギミック。


魔術師は魔法使いではありません。
彼自体がなにか強大な力を持っているとかではなく、
ブードゥーの魔物たちから力を借りているだけなのです。

『スーパーナチュラル』などのアメリカのホラーや、
アメリカの民俗学をご存知の方ならおわかりかもしれませんが、
ニューオーリンズは一時ブードゥー信仰のメッカでした。
それにはアメリカの黒歴史があるんですけどね・・・

ゾンビという概念や、
もともとはアイルランドのお盆だったハロウィンが、
アメリカで大きく普及したのも、
このブードゥーが関係していると言われます。

だから、この土地にして、この悪魔っていうのが、
ぴったりきててね。
ファミリー向けの作品なのに、すごいなって。


そして、そういう魔物たちを操るっていうのはいつでも大きいリスクが伴います。

そう、失敗したら、呪い返しがくるよ!
о(ж>▽<)y ☆ヒャッホウ


すばらしいキャラクターに骨太の設定で、
大変素敵な映画でした!!


やっぱりディズニーってすごい!!


というわけで、日本に帰国。

帰ってきてテレビをつけたら、鬼奴さんがマサラムービーに出て踊っていて、
いかがなものかと思いました(笑)


以上で東欧ハンター旅の記録はすべて完了。
おつきあいいただきありがとうございました。
m(_ _ )mペコリ
フルに遊んでほんまに楽しかった!!!


またがんばって働いて、
次の旅行の資金を貯めるぞー!!!
o(〃^▽^〃)oオー!