怪研最終回!またしてもこんなエンディング・・・ | へっぽこハンター日記

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新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

昨日、今期の怪奇現象研究会もいよいよフィナーレを迎えました。

『スーパーナチュラル』S6の19話~最終22話まで。

ドラマは続きもののため、この記事にはネタバレを多く含みますので、
ご注意ください。




19話は“イヴ”との対決。


ある田舎町に怪物の母“イヴ”がやってきて、
バーで化け物化ウィルスをばらまきます。

兄弟とボビーとキャスは、
S2に登場した人間を襲わない温厚な吸血鬼レノーラに“イヴ”の居場所を聞き、
前回手に入れたフェニックスの灰を弾丸に仕込んで町までやってきますが、
なぜか化け物たちはたくさん死にかけていました・・・

レノーラ、だいぶ印象が変わってて悲しいよ・・・

ダイナーで“イヴ”と対峙する兄弟。
しかし、“イヴ”は意外な提案をします。

それはクラウリーを見つけて連れてくること。


クラウリーって、死んだじゃん?
まだ、生きてたの?
てことは、骨を持ってきたキャスは裏切り者なのか?
という疑念が三人の間に広がる・・・


と、書いてるんですが・・・
実はこの回後半でだんだん気が遠くなってまして。

この感覚はアレだ、
ミカエルVSルシファーのときのアレだ・・・

さらにいうと、ゴジラVSモスラ、
ジェイソンVSフレディ・・・・

つまり、“イヴ”VSクラウリー、マジどうでもいい・・・
俺たち、これに参加する理由ありますかね?

いや、“イヴ”をほっとくと、
罪もない人(特に、親切な人から)化け物に変えられたり死んだりするんで、
そこは許されないんですがね。



この回で、特筆しておきたいのは、
ジェファーソン・スターシップ。

新しい種類の魔物が生成されていたバーで、
ボビーが兄貴に「喜べ、発見者が名付けられるぞ」というのです。
で、兄貴が新しい魔物を『ジェファーソン・スターシップ』と名づけます。
訝るボビー+弟に、
「だって、あいつらサイテーだし、しぶとい」という兄貴。

ジェファーソン・スターシップとは80年代くらいに流行したロックバンド。
もともとジェファーソン・エアプレインというバンドの主要メンバーがはじめたバンドで、
その後、バンドのメンバーが入れ替わり立ち替わりし、
もとのメンバーが脱退するときに“ジェファーソン”の名前の権利を持っていっちゃったので、
結果、スターシップという名前になりました。


兄貴からしてみれば、シンセや女性ボーカルのくっついてるバンドってイマイチなんだろうし、
こんだけバンドの変遷がありゃそういう感想も持つかなあーって(笑)

僕の前の会社の先輩が異様なくらいのスターシップ・ファンやったんで、
思い出してちょっと吹き出しました( ´艸`)




20話はキャスが突然語りだしてはじまる回。

キャスはほんとにクラウリーとともに煉獄探しをしていました・・・


前シーズンのラスト後、
ラファエルは魔王の檻を壊して、アポカリプスを再スタートすると言い出します。
それを止めるため、ラファエルよりも強い力が必要。

キャスはサムを救出後、ディーンのところへ。
でも、かつてすべてを犠牲にして戦い、
今はリサとベンと静かに暮らす彼に、
これ以上頼ってはいけないと思います。


そこへクラウリー登場。

煉獄にいる化け物たちのたくさんの魂が強大なエネルギーになる。
それをふたりで分けようといいます。

アポカリプスを避けるためにはじめたことなのに、
これじゃどう考えても、新しいルシファーへの道・・・

確かにラファエルは救いようのないアホなんですけどね。

でもキャスは悪魔と組みながら、兄弟の身の安全も心配して、
完全板ばさみ状態。

いやあもう、兄貴を頼ってくれてよかったのにさ・・・


どの天使もよく“ほかに選択肢はない”と言いますが、
今までいつもほかの選択肢があったじゃんかよ・・・


キャスが兄弟たちに裏切りを悟られるきっかけになった“クリプトナイト”とは、
スーパーマンが力を吸い取られてしまう架空の鉱物のこと。
何年か前に実際に発見されたとかってちょっと話題になった・・・よね?


それにしても悲しい回だ・・・



あ、クラウリーがリニューアルした地獄がおもしろかった。
病院みたいな廊下の長い列。
最前列にきたらまた最後尾にまわらされる。
永遠に待ち続けるだけ、という地獄。
すげえな・・・
生まれたときからイラチの関西人には耐えられない・・・(汗)


昔『パタリロ』で新しい地獄の話があったなーと思い出しました。
拷問器具とか血の池とかは今時ないよと悪魔が言うんですね。
あるのは永遠に続く自己嫌悪、という。
こえええええ・・・・・
(((( ;°Д°))))





21話は大物登場ッ!!
ひゃっほう!ラブクラフトだよう!!の回。
о(ж>▽<)y ☆

H.P.ラブクラフトは20世紀のアメリカのホラー作家で、
ちょっとSF的な世界観が独特です。
ホラー界ではエドガー・アラン・ポオと並び称されるカルト作家!

そんな彼が70年前の降霊会で煉獄の門を開くことに成功していた~!!
ヾ(@°▽°@)ノ ヤツナラヤルカモ!


その事実について調査するうち、ボビーは意外な人物にたどり着きます。
それはかつてエクスカリバーを貸してくれた、
ドラゴンマニアの熟女教授エレノア!
彼女が実はラブクラフトの儀式で外に出てきた魔物だったあ!!
( ̄▽+ ̄*)


そんなホラーファンにはうれしいイベントがありましたが、
実は兄弟も大変なことに。

キャスに「兄弟には髪一本でも触れるな!」と脅されたクラウリーは、
リサとベンを捕獲。

ま、そうだよね・・・
兄弟がリサとベンのことに腐心してる間にさっさと煉獄開けちゃおうという魂胆。

おかげで兄貴がぶっ壊れた・・・。

で、バルサザールを呼び出し、ふたりの居場所を探ってもらうことに。

常に保身のことしか考えてないバルサザールですが、
さすがに今のキャスはヤバイということで、
兄弟を手伝ってくれることに。

脱出するためにベンに銃器をもたせるディーン。
しょうがないんだが、やっぱりこどもに銃を持たせるのはいやだ・・・

身の安全を考え、兄貴はキャスに頼んでふたりの記憶から兄貴のことを消してもらいます。


ふたりは、特にベンは苦しまずにすむのかもしれないけど、
このふたりが悪魔たちにとって人質の価値があるのにはなんの変わりもないんですがね・・・

ついでに、家に帰ったらリサの彼氏の死体がありますけどいいんですかね・・・





22話はついに最終話!
シーズンフィナーレではいつもかかる“Carry on my wayward son”ではじまり。

この曲聴くとグッとくる・・・。
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



兄弟に邪魔されたくないキャスは、
サムの“記憶の壁”を破壊。

サムは記憶をなくし、知らない町で逃走中。
たまたま入ったバーの女性とともに自分の記憶の断片をたどりはじめます・・・

それは現実ではなく、死の騎士がサムの頭の中につくってくれた記憶のダンジョンでした。


えーもう・・・・
えらいことだよ・・・


このエピソードでも思いましたが、
ほんとにいつもいつもボビーがいてくれてよかったよ・・・

弟のことでぶっ壊れそうな兄貴を止めて軌道修正してくれるのはボビーだけだ!


ここで、キャスとクラウリーが仲間割れ。
いや、キャスが一方的に取引を反故にしたというか・・・
ちょっとひどいんでないの・・・


で、クラウリーはラファエルと組んで儀式をすることに。


昏睡状態のサムを置いて、兄貴とボビーが儀式に乗り込みます・・・


だが儀式は失敗。
キャスがいっぱいくわせたのでした。
で、キャス、なんか、すごいパワーを持って登場。
自分を「新しい神」といい、
跪いて忠誠を誓えと言います・・・・


で、終わり。



え、マジで?!
Σ(~∀~||;)

こんな終わり方?!



うわさには聞いてたんですよ、ひどい終わり方したっていう。
でもこれってさ・・・

次のシーズンのラスボス、キャスじゃないのかってなるやんか・・・


いやーなんかひでえよ・・・。




というわけで、フィナーレがなんか大変だったので、
すぐにギャグ・リールを見ました。

相変わらずキャストもスタッフもみなさん楽しそう!

はじめのエピソードで、
ディーンが調べ物をして寝ようとしないので、
リサが呼びにくるシーン。

ギャグリールでは、
リサがなんかおもちゃの乗馬ムチみたいなものと缶みたいなものを持って呼びにきて、
ムチをピシッ!
ディーンはベッドへGO!!ヾ(@^(∞)^@)ノ

ハンター仲間と爆笑してまった(笑)

サミュエルおじいちゃん役のミッチ・ピレッジが
走ったりアクションしたりするシーンで、
ジェンセン(ディーン役)とジャレッド(サム役)が
よく「遅い!」とか「おじいちゃん!」とか言ってからかうと聞いてましたが、
(JDM(ジョンパパ役)も昔よくからかわれると言ってた!)
それも目の当たりに(笑)
まったく、悪ガキですな!
(-^□^-)

そしてゲイネタ多し!!
( ´艸`)
イギリスで人気がでるわけだ(笑)


いろんなエピソードに登場した人物やNGをばばばっと見てて、
思い出したんだけど。
兄弟が『スーパーナチュラル』のドラマの世界に飛ばされるエピソードに
登場した天使の名前がバージル。

正しくはウェルギリウス。
古代ローマの詩人だけど、
オカルト好きならダンテの『神曲』に登場する師匠としての彼の方が有名。
アメリカ人はMichaelを“マイケル”と発音するけど、
この字幕では“ミカエル”と表記してるんだし、
それならVirgilだって“ウェルギリウス”と表記したほうがいいんでないの。
前にも書いたかもしれないけど、
S5でガーデンにいたジョシュアも“ヨシュア”と表記しないと。
字幕監修の方、徹底したほうがいいと思いますよー!



さて、
ギャグ・リールでちょっと気分を巻き返したので、
そのまま映画『コンスタンティン』を視聴。

バルサザール(この映画では悪魔の名前。もとは東方の三人の博士のひとりの名前だから、
悪魔でも天使でもないですがね。)が吹き飛ばされるシーンを見て、

僕の友達が「あー、天使は約束を守らねえ」と呟いて、ウケタ。
( ´艸`)

この映画、やっぱり好きだな!
キャストがすごくいい!
ルシファー(ピーター・ストーメア)VSガブリエル(ティルダ・スウィントン)の図、
怪優VS怪優だよな!
o(〃^▽^〃)o


というわけで、
今年の怪研終了~!

また、来年くらいにS7の怪研ができるのではないでしょうか。

どうなっていることやら・・・
それまで楽しみに待つことにします~!!
( ̄* ̄ )





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