ボスを送って帰ってきた日。
あたしは彼に、電話で責められ・・・
あの時も別れを告げました。
仕事。
家庭。
恋愛。
全てをうまくこなす技量は
あたしにはない。
そう感じた。
仕事は、なくてはならないもの。
仕事をなくしたら、生きてはいけません。
娘も、母も路頭に迷いますからね。
家庭もそう。
母はあたしを産んでくれた人。
娘はあたしが産んだ娘。
母が居なければ、あたしは存在すらしなかった。
ここは・・・切りたくても切り離せません。
(ごく、たま~~~に切り離したくなる時はありますが・・・Σ(゚д゚;)エッ?)
恋愛(彼)は・・・
あたしにとっての恋愛は・・・
この時はどうだったのかな・・。
本当なら、きちんと彼に理解してもらいたかった。
けど・・・
仕事の本質的な部分は、
彼とは共有できないし、
あたしがどれだけ頑張ってたかなんて、
彼には理解できなかったと思う。
そんな彼を、
あたしは・・・
「彼はあたしの仕事に理解を示してくれない」
そう感じてた。
彼に、あたしの仕事を理解してもらえないんだとしたら・・・
あたしは苦しくなっていくだけだ。
今後、ボスの会社に移るとしたら、
きっと、今の状態はもっと悪くなる。
自宅に持ち帰っての仕事も、
今の会社よりは遥かに増えるだろう。
あたしはそれでも良いと思ってた。
認めてもらえるなら・・・
自分の力を認めてもらえて、
今以上にスキルアップできるなら・・・
今後、仕事に困る事はなくなるはずだから。
けど、彼にはあたしのその気持ちを解ってもらえなかった。
いつか結婚したら、あたしにはパートくらいの仕事で十分・・・。
そんな風に考えているのがよく解った。
でも、この時のあたしと彼の状況で、
そんな彼の気持ちを考えて仕事していたら、
誰にも認めてもらえない。
それに、あたしはそんな中途半端な仕事は嫌いだった。
離婚もまだの彼に、
そんな事まで、考えて欲しくない
とさえ感じてた。
それにあたし、彼と結婚したとしても、
彼の収入を充てにするような生活は送りたくない。
きちんと自立した女でいたい。
彼には・・・、確かに寂しい思いをさせてた。
それは解ってる。
でも、その一方で彼もアタシを裏切ってた。
「自分だってしたい事してるじゃん・・・。」
そんな感情もあったと思う。
あたしとの約束破って、
何やってんの?
「どうせまた会ってるんでしょ?」
あたしの中には
浮気の証拠でも見つけてしまったような感覚が
どうしても消えずにいた。
この大変な時期さえ乗り越えられれば・・・
会社を移る事さえできれば・・・
あたしの仕事のスタンスが、元に戻りさえすれば・・・
この寂しさも、少しは癒える。
そう思って頑張っていたんですけどね・・・。
あたしだってね。
できる事なら、彼と遊びまわりたかったよ・・・。
自分の不安をかき消せるくらい、
べったりとくっついて、
彼が友達と会う時間もなくなるくらいに・・・
できる事ならそうしたかったよ・・・
けど、現実はそうはさせてくれなかった。
母との同居を強いられ、
彼の印象をこれ以上悪くさせないために、
必死で母にも気を使いながら付き合ってきた。
信頼し合える仕事仲間や上司も、離れていく・・・
その信用を繋ぐために必死にならずに居られなかった。
そんなあたしを・・・
彼は・・・
解ってくれなかった。
解ってくれないどころか、
夜中まで仕事をしたり、
仕事上の付き合いとは言え、
飲みに行ったりするのをすごく嫌がった。
口には出さない彼だったけど、
あたしには解ってた。
これだけ自由が利かない中で、
彼を優先させる事なんか、
到底ムリな状況でも
それでも、残り少ない時間を彼にあてがったあたしに
彼は・・・
「おれはいつでも後回しだな」
そう言った。
そりゃそうよ・・・。
どうしたってそうなっちゃうもん。
そうしたくなくたって、
そうする事しかあたしには出来ない。
それが嫌で、
我慢できないなら、
あたしとは・・・
もうこれ以上一緒に居られないでしょ・・・。
あたしだって好きでやってるんじゃないっ!!
結果的には、そうなっていたとしても、
そこは、言わないで欲しかった。
あたしの生活を
一番近くで見てくれてた彼に、
「おれはいつでも後回しだな」
「居てくれればラッキーって程度なんだろ?」
などと言われ・・・。
2度目の
「もう、どうでもいいや」
が出てしまった。
この時だってね。
娘との2人暮らしなら、
きっと、別れ話になる事はなかったんだと思う。
電話じゃなくて、
隣にいてくれたら・・・
お互い、顔を見て、肌に触れていられたら・・・
ケンカしても、夜通し話し合える環境があったなら・・・
きっと、あたしも彼も、
あんなに不安にはならなかったはず。
そんな風に感じてしまうのは、
イケナイ事でしょうか?
親との同居で、
あたしに自由がなくなった事も。
親も養わなきゃいけなくなったプレッシャーも、
それはあたしの身に降りかかってる紛れもない事実。
そんなあたしを、
受け止められず、
自らもあたしにプレッシャーを与えるのなら
あたしは、これ以上彼と居ても苦しいだけ・・・。
この時、ほんの1時間くらいの電話だった。
何も考えたくなかった。
「もういや!!、解ってくれないならもういい!」
そういう感情ばかりがこみ上げ。
あたしは・・・
1人になりたい。
そう思ったのでした。
続きます。
