4月25日に下痢嘔吐食欲不振体重減少で検査をしたフィガロ。

ゴールデンウィークを挟んでいたため、細胞診と遺伝子検査の結果がとても遅くなっていました。



先週土曜日にとりあえずの薬をもらいに病院に行ったところ、


”遺伝子検査の結果がでているので待っていてください”


といわれて、待合室で待っていました。



心の準備をしないまま来てしまったので、なんだか気持ちが悪くなって吐きそうな感じで倒れそうでした。

15分くらいして呼ばれた時は、本当に泣きそうで倒れそうでした。



結果は



”90%悪性リンパ腫ではない”



喜んでいいのかどうか迷いましたが、今のところ検査できることはしているので、あとは直腸の厚くなっている部分の腸管がもとに戻るように治療して経過観察することになりました。

でも心にあった重荷が少し軽くなった気がしました。




検査結果を待つ期間どれだけ辛い日々だったか。。。。

それでもまだ10%はわからないので、もしかすると悪性になる前段階なのかもしれないし、検出できない腫瘍なのかもです。

来週のエコー検査で腸管がもとに戻ることを期待したいです。



フィガロの体重に対して、私が勝手にいれていたステロイド5mgは抗がん剤に匹敵する量ではありません。今の腸管の厚さを改善する適量(炎症を抑える)です。

このまま一日一回のステロイド5mgを続けて、検査をすることになっています。



今のフィガロはわがままいいながら、好きな缶詰と好きなカリカリと人間の赤ちゃん用粉ミルクとステロイドで食欲も戻り、便の調子もよく、吐くことは一度もなく、抱っこした感じ体重も戻りつつある感じです。

もし検出されない腫瘍だったとしても、こうして日々穏やかに過ごせる期間があともう少し続くならフィガロにとっても私たち家族にとってもいいのかなと思います。

10%をはっきりさせるなら、開腹手術をして組織をとって病理検査することになりますが、年齢のことも考えてそこまでのリスクをおかしてまでしないことにしました。



細胞診と遺伝子検査の結果を一応簡単にのせておきます。



・細胞診

リンパ球系細胞が多数採取されています。

リンパ球系細胞は、小型の類円形核を有する文化した形態が主体となって採取されています。

核多形性が認められます。核多形性は軽度です。

核小体はおおむね不明瞭です。核分裂像はほとんどみられません。

染色性は淡好塩基性です。

採取された多くは、よく分化した小型リンパ球で、幼若リンパ球の混入率は上昇していません。

細胞の中には、プラズマ細胞や免疫刺激リンパ球が散在性に混在しています。

リンパ球浸潤と高分子型リンパ球の鑑別が困難です。

早期の低分子型リンパ腫、リンパ腫以外の腫瘍性疾患も否定できません。



・遺伝子検査

リンパ系腫瘍の遺伝子検査において、T・Bリンパ球の増殖は検出されませんでした。

今回の検査結果からはリンパ腫の可能性は低いと判断します。

猫の遺伝子検査解析の検出率は90%弱であるため、リンパ腫であっても異常を検出できない症例が10%強です。

今回の検査結果はリンパ腫を完全に否定するものではないため、消化管肥厚が継続する場合は、病理診断を検討ください。