ウィンが我が家に来ることになったのには、2つの悲しみを乗り越えるためでした。


1つは私が自分の責任で初めて家の子にしたメインクーンのシンバを脳腫瘍で11歳11ヶ月で2007年8月14日に亡くした寂しさから。

そして2つ目は、シンバの寂しさを埋めるために家の子にしようとラピタと命名し1ヶ月後に来ることになっていたのに、最後の健康診断で遺伝性ではない心臓に疾患が見つかり家の子にできなかったこと。

そんな2つの悲しみを乗り越える望みの子として我が家の子になったのがウィンなんです。


プラチナ ウィング ブライト。。。


これがウィンの本当の名前。

プラチナはシンバから貰いました。

背中に羽根のような模様があったからウィング。

いつも明るくいてくれるようにブライト。

ウィン=勝利の意味も込めてのウィン。

そんな私たちの希望の象徴でもあるウィン。

どうしてこんな怖ろしい病気になったんだろう。。。。

FIPという病気は知っていたけど、ドライタイプというものがあるなんて知らなかった。

泣いて泣いてどうしようもなく泣いていた日はもうおしまい。

これからは前向きにウィンと一緒に闘っていきます。


今後の記録としてウィンが我が家に来てからの覚えている限りを書いておこうと思います。


★2007年10月13日ウィン我が家にくる

翌日から食欲だけは凄いのにお腹の調子があまりよくなくて近所の病院で2週間連続で下痢止めや整腸剤をもらう。
軟便だけど形はあるから大丈夫だと思っていた。


★2007年11月24日ウィンの実家にシャンプーをしにいく

またこの1週間後にお腹の調子が悪くなり近所の病院で便の検査。
結果お腹に虫さんがいて駆虫する。(そのほかのにゃんずとワンコもするが、元々の子は虫はでなかった)
その後元気モリモリ。。。

よく食べてよく遊んでよく甘える子


★2008年1月12.13日キャットショーに出陳 

2週間連続でシャンプーされて嫌な思いをしたっけ。。。
ショーでは緊張でブルブルしちゃたけど、いい成績をだせたね。
(凄いストレスだったのかもしれないな。。。)
プロのカメラマンに写真も撮ってもらっていい記念にはなったけど。。。


それ以降は元気モリモリで順調に成長中。。。


★2008年3月22日去勢手術(体重5.3kg)
血液検査の結果若干白血球が高めだったけど去勢手術。
簡単な項目だけの血液検査。今結果をみるとGPTが高いかも。。。
WBC 20800*
RBC   806
Hb     9.5
Ht     35.8
BUN    18
Cre     1.2
GPT    123*
何事もなく帰ってきた。


★2008年5月
ショーに出る予定だったが、血統書の登録ミスで誕生日が1歳半くらい先に生まれたことになっている。
変更を本国にだしてもなかなか訂正されず春のショーは諦める


★2008年5月31日具合が悪そうだったため近所の病院へ(体重5kg)
解熱剤を注射(41.9度)
検温時についた便を検便してもらう。
何も発見できず。。。

他のクスリ等は処方されなかった


★2008年6月2日から5日間抗生剤を飲ませる
熱もある感じで風邪っぽいかったため、ブリーダーさんに相談。

体重が増えないことも相談。

ブリーダーさんからもらっていた抗生剤を5日あたえる。
4.5日目は吐き戻した。

食欲もあったし、便も普通だったため1週間様子をみる。


★2008年6月15日また近所の病院へ(体重5.14kg)
相変わらずお腹を壊したり普通になったり、また風邪の症状も改善されないため病院へ

まだ熱があった(40度)
再度解熱剤を注射 (これも頼まなかったら打ってくれなかった)
たまたま30分以内に便をしたので持参検便
(回虫のたまごまたも発見) 駆虫する。
みんなの分の駆虫剤ももらう
その他のクスリをまた処方してくれないため、頼んでインターフェロンの目薬ももらう

熱は回虫のせいだといいはる。


その後虫もでてお腹の調子はおさまったけど、なんとなく熱っぽく感じる。

(やっぱり他のにゃんずもワンコも虫はでなかった)
猫ファミリーで獣医さんの資格をもっている友達に相談。

病院をかけたほうがいいといわれた。

なんとなくいやな予感がして猫ファミリーの友人に”死んじゃったらどうしよう”と相談していた。


★2008年6月下旬くらいに2度くらい少し普通より食べなかった。


季節的に毛が抜ける時期だし、毛玉による食欲不振かなと思っていた。


★2008年7月2日は朝一切食べなかったが、夜はいつも通り自分以外の分も食べた。

その頃の写真を見るとなんとなく具合悪そうな感じもする。

 7月1日から主人が扁桃腺熱をだして会社を休んでいたこともあってウィンのことを見てあげる余裕がなかっ   た。

★2008年7月6日20時1回目の発作 (体重5.16kg)

主人がついに7月3日から緊急入院して毎日病院にいっていた。

6日の朝主人退院のため迎えに行って寛いでいた夜、私が母と電話中リビングで寛いでいたのに口でハァハァ息をして廊下によろめく様に伸びて完全に頭を床につけた状態でハァハァ荒い息遣いになった。
脱糞があり、心臓の鼓動も早い。
まずい状態だと思い、近所の病院に留守電をいれる。

すぐに電話がかかり20時半に病院へはいる。
酸素吸入をしながら、動脈確保。血液検査、心電図、エコーをする。
1時間半くらいで状態が落ち着いた。

体温39.1度
WBC 15900
RBC   512
Hb     8.2
Ht    28.4
Na     147
K     3.8
Cl     131
Glu   135
T-Cho 109  
BUN   22
Cre   1.6
T-Bil  0.6
GOT  102*
GPT  196*
ALP  130
Alb   2.1*

★2008年7月7日 14時ー15時の間に発作がでた形跡あり
1時間弱外で用事をすませていたところ、2階に発作のでた形跡があった。

よだれか胃液のようだった。

涼しいところにいたり、玄関にいたりしている。


★2008年7月8日夜中3時にまた発作 

夜中2時に私がベッドにはいるとついてきて出窓で寝る
いつもなら私の上にきて甘えて撫ぜてもらいながら寝るけどその日はこなかった。

1時間くらいするとハァハァする声が聞こえて目が覚めて、発作を確認。

急いでいつもの近所の病院に電話。

繋がらず。。。

深夜緊急診療を探すも電話が繋がらず。。。

そうこうしているといつもの近所の病院から電話。

すぐに連れて行く。

酸素室にいれて預けて帰る。

心臓の先天性疾患に違いないといっている。


★2008年7月8日 3時間後の朝8時に迎えにいってそのまま駆け込みで大学病院へ

本当は7月11日に予約をいれていたが、間に合わないといけないためその旨を伝える。

その日は眼科の日。

たまたま循環器スタッフが10時からの手術でいたため8時半からいろいろな検査をしてもらう。
発作がおきていないため入院して経過観察となった。
エコー心電図心音とも心臓は問題なし。


★2008年7月8日 夕方16時に大学病院から電話
検査の結果、肝臓の裏の腸あたりのリンパ節にいくつか2.5cmくらいのしこりがエコーで見つかったとの事。
抗体と抗原の検査を行うという。
血液検査の結果、感染症の疑いがあるため隔離室に入れて点滴をしているとの事。
(動脈確保がここで役にたっていた)
肝臓の数値が高く、黄疸、脱水、貧血、たんぱくもでている 。
アルブミンが低く
グロブリンが高い
発作は呼吸困難。まだ大学病院では起きていないらしい。

この時点では無知な私は重い病気だと思っていなかった。


★2008年7月8日 夕方17時に面会にいく
獣医より詳しく説明があった。
”ドライタイプのFIP”
ドライタイプは初めて聞いた。。。
ショックで頭が真っ白になった。目の前が真っ暗。。。
ウィンに会いにいった。 いつもと変わらず元気そうだった。

その日はFIPのことをインターネットで読みまくった。
5つくらいの症状のうち4つくらいあてはまる。
ショックという域を超えてしまった。
また去年のシンバのときのように私は息ができないくらいの悲しみに落とされた。

涙のとまらない日々が始まった。


★2008年7月9日 朝9時に面会にいく
すこぶる元気でもらった缶詰を全部たべていた。 (85g)
私が持っていった牛肉の茹でたものも全部食べた。

帰りたくて甘えている。
いっぱいいっぱい撫ぜてあげた。
後ろ髪ひかれる思いで30分で帰ってきた。
やはり獣医は結果そうであった場合、隔離して欲しいといってきた。
他の猫で弱い子から次々にうつる可能性があるから。。。
少なくとも食器とトイレは別にしてくれと。。。
辛い現実をまた見せ付けられた。。。
涙が止まらなかった。

クルマを運転しながらも涙がとまらなかった。


★2008年7月9日 夕方16時半 2度目の面会
フリーズドライのささみを持って、そしてコームを持っていってきた。
案の定缶詰を食べていなかった。 (85g)
フリーズドライのささみをこまかくしてかけてあげたら全部食べた。

いろいろな検査でお腹の毛は刈られ、抜け替わり時期のせいもあってツンツルのウィンは少しだけ残っている長い毛がヨレヨレ。
コームで梳かしてあげた。
元気だったし、帰りたくてしきりと甘えていた。
後半は私の手で遊んでじゃれていた。
このときから私の中で何かが変わったような気がする。
このときを境に泣く事をやめようと心に決めた。

★2008年7月10日朝9時 面会
また牛肉の茹でたものを持っていってきた。

元気に全部たいらげた。すごく元気。


助手の獣医さんといろいろ話しをした。
抗体も抗原もまだ結果はでていない。
どっちにしても一度自宅に週末帰れるかもしれないといわれた。


もし黒ならかかりつけ医のほうで注射や薬の治療をして、定期的に大学病院のほうに診せる形になるらしい。
インターフェロンとステロイド投与。
インターフェロンは1本2000円から10000円と病院によって違うらしい。

(これは病院によって精製水で薄めたり、体重比率で使う量が違うため)
白ならば、何が原因でそうなるのかを改めてMRとかをかけて調べるようになるみたい。
MRはたぶん50000円くらいはかかるみたい。
おなかのしこりも大きさからいくと大きいらしいけど痛みはないらしい。
発作も入院してから一度も起きていない。
もしかすると小さい血栓があって発作が起きて、点滴で溶けたのかもしれないともいわれた。

今日の話しはとても前向きで希望が少し見えてきた。
今日も泣かずに獣医のと話ができた。


★2008年7月10日夕方16時大学病院から電話

抗原の結果はまだでていないけど、抗体の結果はでたとのこと。

やっぱり可能性が高いといわれた。

6400倍。

症状から見ても可能性は高かったからさほど大きなショックは受けなかった。

前もっていろいろ調べていたし、ある程度の覚悟と治った子のことも少しだけ見つけたしね。

近所の獣医に治療のことで電話をした。

あまりいい感じを受けなかった。


でも実は主人の落ち込みがかなり激しい。

去年のシンバの時も主人は現実逃避があったから。。。

食事が終わったあとにゆっくり話そうと思っていた。

でも現実は主人が帰って来てごはんを作っている途中で涙がでてきてしまった。

自分を落ち着かせながらゆっくりと主人に話した。

この日は私たち家族の覚悟と決意の日。

子供のいない夫婦にとって猫たちは大切な子供たち。


その日の夜遅く、私はホームドクターのことを考えなおした。

近所だからいいのかどうか???

近所の獣医は確かに夜中も診てくれた。

でもどの診察をとっても的を得ていなかった。

治療費を安く。。。がモットー。

でも肝心な検査も触診もしてないじゃん。。。

メインクーンというだけで心臓ばかりを気にして誤診。

両親とも心筋症の検査は”ネガティブ”だといってもわかっていない。。。

任せられないと思った。

一番の要因は、

”先のない猫に高額な治療をするんですか?自分の猫だったらしない”

といわれたこと。

これから頑張ろうと思っているのにこんな後ろ向きで私を深く傷つける言葉を平気でいう人には大事なウィンを任せられない。。。


★2008年7月11日 14時ウィン大学病院退院

病院にウィンを迎えにいく前にホームドクターをいろいろ探していた。

近所の獣医の心ない言葉にショックから立ち直れていない私だったが、車で5分くらいのところに、なかなかの病院を発見。。。

早速電話してみた。
電話の感じもとてもいい。。。
しかも医院長がウィンの入院している東京農工大の循環器の研修医をしていて火曜日と金曜日は東京農工大にもいっているとのこと。。。。
奥様も獣医さんでとても心のケアのできる様子。

ウィンのことを話すととても優しく受け入れてくれた。

まだFIPというだけで受け入れたくない動物病院も少なくない。

大学病院にいったときに呼び出して話をしてもいいとまでいってくれた。
一度他の子の抗体の検査にいってこようと思った。
少し気持ちが上に上って来た感じ。。。。

14時に迎えにいった際、担当獣医にその旨を話すと呼んで来てくれて、今後のことを一緒に聞いてくれて、大学病院と連携して治療をしてくれるとの事。

すごく嬉しくて頑張ろうという気持ちになってきた。

本当によかった。


ウィンは少し痩せたけど元気そう。。。

今後のウィンの治療は次のように決まった。

インターキャット 週に1回 (薄めずに原液2本)
ステロイド毎日1回(プレドニゾロン10mg)


7月8日-7月11日までの大学病院での費用

初診料  2420円
注射料  7170円(点滴4日分かな?)
薬 価  14070円(インターフェロンとステロイド7日分)
検査料  21120円(抗体検査、抗原検査、血液検査、エコー、心電図)
入院料  10770円(3日分)
----------------
     55550円

意外と安かったかも。。。。


★2008年7月11日16時45分 また軽い発作が起きる
口を開けてハァハァしてよだれがでてる。
意識はしっかりしていて10分くらいで口での呼吸は収まった。
呼吸は速いけど少しずつ収まりつつある。
今で30分くらいになるけどやっと動き出した。
途中農工大の先生に電話。
脳からきているかもしれないとの事。
今後は発作が起きたら点滴かステロイドとなるが、やはり獣医のもとでやることになりそう。。。

★2008年7月11日19時15分 また口開けた
実は軽い発作が気になって、ちょっとしたことにもビクビクしちゃうので思い切って今日電話した病院にウィンを連れて行ってきた。
やっぱり対応よくてね。
大学病院からもカルテがちゃんときていた。
症状がでたらいつでも連絡してくるようにと携帯電話の番号もいただいた。
体重が4.65kgに減っていた。。。 ちょっとショックだった。
でも食欲がある限り、キツンなどの栄養価の高いものを食べさせていこうと思う。

ちょっと気がついた事。

我が家では冷房をいれていなかった。

ウィンには暑かったのかもしれない。

この日から27度設定で冷房を1日中いれることにした。


★2008年7月12日-16日

ウィンはとても食欲があり栄養価の高い食事をたくさん食べてくれる。

ステロイドもなんとか2錠飲んでくれる。

中間で牛肉の茹でたもの(タウリンをいれる)やヤギミルクを2回あげる。

発作1度もなし


2008年7月12日に3匹のメインクーンの抗体検査に連れて行った。


★2008年7月17日 F動物病院へ週1回のインターフェロン(体重5.15kgに増)

2クール目の突入。

触診によるとしこりは触るものの大きさは変わっていないとの事。

体重が増えていたことが一番嬉しかったっ

また3匹のにゃんずの結果もでていた。


フィガロとリディアは 800

クレアは        100

症状もないため経過観察。(まず問題なさそう)


本当によかった。。。


★2008年7月17日-23日

この週も食欲旺盛。元気モリモリ。栄養価の高い食事をたくさん食べる。

ステロイドも問題なし。

中間で牛肉の茹でたもの(タウリンをいれる)やヤギミルクを2回あげる。

発作1度もなし


★2008年7月24日 F動物病院へ週1回のインターフェロン(体重5.25kgに増)

3クール目の突入。

触診によるしこりは大きさ変わっていないとの事。

体重が100g増えていたことも嬉しかったっ


★2008年7月24日-28日

朝お兄ちゃんのフィガロと追いかけっこをして遊ぶ。

食欲もあって、元気で可愛くて病気だなんて考えられないウィン。

このまま治ってくれるといいのにな。。。。

中間の牛肉もヤギミルクも大好きなウィン。

可愛いウィン。

フィガロのように大きくならなくても小さいままでもいいからずっと私の傍にいて欲しい。

発作1度もなし