本日の日銀の金融政策決定会合で利上げの可能性があるとのメディアの報道でドル円が夜半152円台まで急反落しました。米株はまちまち、米長期金利は続落、米ドル指数は反落しています。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組では円が最強通貨となり、それにスイスフラン、ニュージードルと続きました。一方、負け組ではポンドが最弱通貨となり、それに豪ドル、ユーロ、米ドル、カナダドルと続きました。

昨日の米ドルはロンドンまでは方向感ない動きをしていましたがニューヨーク時間に売られました。ドルインデックスは104.569から104.472へと反落しました。タイムサイクル的には7/22-8/1の底値圏が終了、7/29-8/7の天井圏に向かい始めました。エリオット波動的には、(週足レベルでは)下降C波の下げの波の中の2回目の下降c波にいます。この下降波は10月末までは続くはずです。一方、ユーロドルはサイクル的には7/31-8/13の底値圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の上昇c波がスタートし始めたところです。このc波は10月末までは続くはずです。

昨日のドル円は東京時間に買われましたがロンドン以降売られました。昨日の15:00に155.218円の高値をつけ、本日05:00に152.646円の安値を付けました。ドル円の一日の値幅は257.2ピップスと極端に大きな値幅でした。タイムサイクル的には7/24‐31の天井圏が終了して、7/30-8/8の底値圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて売られました。ドル指数は短中期的には反発するでしょう。なので、ドルスト通貨は短中期的には売り場探しでしょう。またドル円は中期的には買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.140%から3.138%へと下落しました。日本の10年債金利は1.021%から1.001%へと4日続落しました。一方、米国の10年債金利は4.176%から4.139%へと4日続落しました。昨日の10年金利とドル円は0.65と比較的強い順相関になっています。またドル指数とドル円の相関も0.65と比較的強い順相関です。10年金利はタイムサイクル的には7/26-8/5の天井圏が早くも終了、7/31-8/8の底値圏に向かい始めたかもしれません。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の下降c波が終了したかもしれません。急騰が始まる可能性があります。長期金利は5波で反発上昇していくはずです。

昨日のコモディティ市場ではWTI原油は3日続落しました。タイムサイクル的には7/30-8/6の底値圏に向かって下落中です。エリオット的には(週足レベルでは)長期の下降B波が1/17に終了、上昇C波がスタートしています。昨日の金は大きく反発しました。日足タイムサイクル的には7/22-29の底値圏が終了、7/26‐8/6の天井圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇E波が展開中です。上昇E波は年単位の上昇となるでしょう。天然ガスは反発しました。タイムサイクル的には7/22-31の底値圏が終了、7/31-8/7の天井圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)下降C波の中の最後となる下降5波が展開中です。
 

☆ 昨日のYouTube動画はWTI原油とポンド円でした。