米国の総合PMIは55と6月の54.8から小幅上昇しました。米株は大きく下落、米長期金利は反発、ドル指数は反落、ドル円は153円台に急落しています。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組では円が3日連続で、それも断トツの最強通貨となり、それにスイスフランが続きました。一方、負け組では豪ドルが最弱通貨となり、それにニュージ―ドル、カナダドル、ユーロ、ポンド、米ドルと続きました。

昨日の米ドルは行ったり来たりで終始しました。ドルインデックスは104.468から104.378へと少し反落しました。タイムサイクル的には7/15-26の天井圏に向かっていますが、明日までにはいったんのピークとなって7/22-8/1の底値圏に向うはずです。エリオット波動的には、(週足レベルでは)下降C波の下げの波の中の2回目の下降c波にいます。この下降波は10月末までは続くはずです。一方、ユーロドルはサイクル的には7/19-31の底値圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の上昇c波がスタートし始めたところです。このc波は10月末までは続くはずです。

昨日のドル円は終日売られていました。昨日の09:00に155.992円の高値をつけ、23:00に153.106円の安値を付けました。ドル円の一日の値幅は288.6ピップスと極端に大きな値幅でした。タイムサイクル的には7/18-26の底値圏に向かっていますが、今週中には終わり7/24‐8/2の天井圏に向かい始めるでしょう。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて下がりました。本日のドル指数は短期的には続伸、中期的には反落するでしょう。なので、ドルスト通貨は短期的には売り場、中期的には買い場探しでしょう。またドル円は中期的には買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.198%から3.214%へと上昇しました。日本の10年債金利は1.055%から1.072%へと反発上昇しました。一方、米国の10年債金利は4.253%から4.286%へと反発上昇しました。昨日の10年金利とドル円は0.63と比較的強い順相関になっています。またドル指数とドル円の相関も0.80と強い順相関です。10年金利はタイムサイクル的には7/26-8/5の天井圏に向かっています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の下降c波が終了したかもしれません。急騰が始まる可能性があります。長期金利は5波で反発上昇していくはずです。

 

☆ 昨日のYouTube動画は上海総合指数とポンド円でした。