米国のJOLTs求人数は過去3年で最も低かった4月から大幅に上昇しました。米株は上昇、米長期金利は反落、ドル指数は続落、ドル円は161円台ミドルで横ばいでした。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組ではカナダドルが最強通貨となり、それにポンド、豪ドルと続きました。一方、負け組ではスイスフランが2日連続で最弱通貨となり、それに米ドル、円、ニュージードル、ユーロと続きました。

昨日の米ドルは東京時間は」最強通貨でしたがロンドン以降売られました。ドルインデックスはアップダウンありましたが105.830から105.695へと続落しました。タイムサイクル的には6/24-7/8の天井圏に向かっていますが終わったかもしれません。その場合は7/5-16の底値圏に向かい始めたことになります。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には6/27-7/8の底値圏に向かっていますが、終わったかもしれません。その場合は7/3-11の天井圏に向かい始めたことになります。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は横ばいでした。昨日の09:00に161.744円の高値をつけ、22:00に161.269円の新高値を付けました。ドル円の一日の値幅は47.5ピップスと比較的小さな値幅でした。タイムサイクル的には7/2-8の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はまちまちでした。本日のドル指数は続伸するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は最後の上昇中です。短期は買い場探しですがピークが近いです。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.327%から3.331%へと横ばいでした。日本の10年債金利は1.071%から1.107%へと反発して2011年7月以来の高値を更新しました。一方、米国の10年債金利は4.465%から4.434%へと反落しました。昨日の10年金利とドル円は0.27と弱い順相関でした。またドル指数とドル円の相関値は0.87へと非常に強い順相関が続いています。10年金利はタイムサイクル的には6/17-24の底値圏が終了、6/25-7/2の天井圏に向かっています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が依然として継続中です。

昨日のコモディティ市場では、WTI原油は高値更新後反落しました。タイムサイクル的には6/22-7/2の底値圏が終了、7/4-12の天井圏に向かっています。エリオット的には(週足レベルでは)長期の下降B波が1/17に終了、上昇C波がスタートしています。昨日の金は反落しました。日足タイムサイクル的には7/1-8の底値圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇E波が展開中です。上昇E波は年単位の上昇となるでしょう。天然ガスは6日続落しました。タイムサイクル的には6/20-7/1の底値圏に向かって下落しています。本日にも6/27-7/10の天井圏に向かって反発していくでしょう。エリオット波動的には(週足レベルでは)下降C波が4/25に終了、新たな上昇D波に入ったようです。
 

☆ 昨日のユーチューブ動画は米国10年金利とポンド円でした。