米国の6月ISM製造業PMIは48.5と予想外に低下しました。米株は上昇、米長期金利は大きく続伸、ドル指数はアップダウン後続落、ドル円は161円台後半まで上昇しています。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組ではユーロが最強通貨となり、それにポンド、米ドル、豪ドルと続きました。一方、負け組ではスイスフランが最弱通貨となり、それに円、カナダドル、ニュージードルと続きました。

昨日の米ドルはロンドン時間までは弱含んでいましたが、ニューヨーク時間に買われました。ドルインデックスはアップダウンありましたが105.849から105.822へと横ばいから続落気味でした。タイムサイクル的には6/24-7/8の天井圏に向かっていますが終わったかもしれません。その場合は7/5-16の底値圏に向かい始めたことになります。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には6/27-7/8の底値圏に向かっていますが、終わったかもしれません。その場合は7/3-11の天井圏に向かい始めたことになります。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は終日強含んでいました。昨日の09:00に160.736円の安値をつけ、本日00:00に161.730円の新高値を付けました。ドル円の一日の値幅は99.4ピップスと比較的大きな値幅でした。タイムサイクル的には7/2-8の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はまちまちでした。本日のドル指数は続伸するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は最後の上昇中です。短期は買い場探しですがピークが近いです。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.349%から3.398%へと続伸しました。日本の10年債金利は1.051%から1.071%へと反発しました。一方、米国の10年債金利は4.400%から4.469%へと続伸しました。昨日の10年金利とドル円は相関がありませんでした。またドル指数とドル円の相関値は0.92へと非常に強い順相関が続いています。10年金利はタイムサイクル的には6/17-24の底値圏が終了、6/25-7/2の天井圏に向かっています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が依然として継続中です。

 

☆ 昨日のユーチューブ動画はナスダック指数とポンド円でした。