ドイツのIFO企業景況感指数は予想に反し悪化しています。米株はまちまち、米長期金利は続落、ドル指数は反落、ドル円は160円をトライ中です。神田財務官が「急激な上昇あれば介入辞さず」と発言しています。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組ではユーロが最強通貨となり、それにカナダドル、ポンド、豪ドルと続きました。一方、負け組では円が2日連続で最弱通貨となり、それに米ドル、ニュージ―ドル、スイスフランと続きました。

昨日の米ドルは東京では強含んでいましたが、ロンドン以降は売られました。ドルインデックスは105.832から105.472へと反落しました。タイムサイクル的には6/24-7/8の天井圏に向かっています。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には6/17-24の底値圏にが終了、6/21-7/1の天井圏に向かった反発をしているところです。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は一時反落する局面もありましたが、横ばいの一日でした。昨日の09:00に159.928の高値をつけ、19:00に158.742円の安値を付けました。ドル円の一日の値幅は118.6ピップスと大きな値幅でした。タイムサイクル的には6/20-27の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は反発上昇するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は最後の上昇中です。短期は買い場探しですがピークが近いです。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.280%から3.238%へと続落して直近の安値を更新しています。日本の10年債金利は0.977%から0.992%へと続伸しました。一方、米国の10年債金利は4.257%から4.230%へと横ばいの中続落しました。昨日の10年金利とドル円は相関がなくなりました。またドル指数とドル円の相関値は0.89へと強い順相関になっています。10年金利はタイムサイクル的には6/17-24の底値圏が本日にも終了、6/25-7/2の天井圏に向かい始めるでしょう。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が依然として継続中です。ただし、cダウンに入った可能性も否定しきれません。

 

☆ 昨日のユーチューブ動画はエヌビディアとポンド円でした。