米国住宅ローン金利は3月以来の低さとなりました。米株は休場でしたが欧州株は下げました。米長期金利は続落、ドル指数も続落、ドル円は158円に載せています。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組では豪ドルが最強通貨となり、それにポンド、カナダドル、ユーロ、米ドルと続きました。一方、負け組ではニュージードルが断トツの最弱通貨となり、それに円、スイスフランと続きました。

昨日の米ドルは終日一進一退でした。ドルインデックスは105.253から105.237へとわずかですが続落しました。タイムサイクル的には6/6-20の天井圏に向かっていますが、終了したかもしれません。その場合は6/14-28の底値圏に向かい始めたことになります。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には6/17-24の底値圏に向って反落中です。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は東京時間は売られロンドン以降買われました。昨日の16:00に157.604の安値をつけ、本日05:00に158.052円の高値を付けました。ドル円の一日の値幅は44.8ピップスと小さな値幅でした。タイムサイクル的には6/11-21の底値圏は終了して6/20-27の天井圏に向かって上昇し始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はまちまちでした。本日のドル指数は続落するでしょう。なので、ドルスト通貨は中長期的には売り場探しでしょう。またドル円は最後の上昇中です。短期は買い場探しですがピークが近いです。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.275%から3.290%へと若干反発しました。日本の10年債金利は0.948%から0.925%へと反落しました。一方、米国の10年債金利も4.223%から4.215%へとわずかですが続落しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.08と相関がなくなりました。またドル指数とドル円の相関値は0.82へと強い順相関になっています。10年金利はタイムサイクル的には6/10-18の天井圏が終了、6/17-24の底値圏に向って反落しています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が依然として継続中です。ただし、cダウンに入った可能性も否定しきれません。

 

☆ 昨日のユーチューブ動画はソフトバンクグループとポンド円でした。