米国が休場の中ドイツのIFO企業景況感は予想を大きく下回りました。日本の10年金利が12年ぶりの高水準に上昇しました。ドル指数は続落、ドル円は157円以下で小動きでした。

昨日のメジャー8通貨の内、ニュージ―ドルが最強通貨となり、それに豪ドル、ポンド、カナダドルと続きました。一方、負け組では米ドルが最弱通貨となり、それに円、ユーロ、スイスフランと続きました。

昨日の米ドルは終日売られていました。ドルインデックスは104.747から104.581へと続落しました。タイムサイクル的には5/23-31の天井圏に向かっています。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には5/23-31の底値圏に向って反落しています。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は終日横ばいでした。昨日の06:00に157.023円の高値を付け、12:00に156.664円の安値をつけました。ドル円の一日の値幅は35.9ピップスとかなり小さな値幅でした。タイムサイクル的には5/23-30の天井圏に向かって上昇しているところです。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は反発上昇するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は中期的には下げを待って買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.466%から3.443%へと反落しました。日本の10年債金利は1.001%から1.024%へと続伸しました。一方、米国の10年債金利は休日でした。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.06と相関がなくなりました。またドル指数とドル円の相関値は0.13と相関がなくなりました。10年金利はタイムサイクル的には5/27-6/4の底値圏に向って反落し始めました。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が4/25に終了、下降c波が始まったようです。

 

☆ 昨日のユーチューブ動画はナスダック指数とポンド円でした。