アトランタ連銀のボスティック総裁の年1回のみの利上げとのタカ派発言で株価はまちまち。米長期金利は3日続伸、ドル指数は反発上昇、ドル円も156円台に続伸しました。

昨日のメジャー8通貨の内、米ドルが最強通貨となり、それにポンド、カナダドル、ユーロと続きました。一方、負け組ではニュージ―ドルが最弱通貨となり、それに豪ドル、円、スイスフランと続きました。

昨日の米ドルは終日強含んでいました。ドルインデックスは104.497から104.612へと3日連続で反発上昇しています。タイムサイクル的には5/15-22の底値圏がおそらく終了済みで5/23-31の天井圏に向かい始めたようです。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には5/16-24の天井圏に向かっていますが、終了したかもしれません。その場合は5/23-31の底値圏に向って反落することになります。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円はほぼ終日強含んでいました。昨日の16:00に155.496円の安値を付け、本日04:00に156.304円の高値をつけました。ドル円の一日の値幅は80.8ピップスとまあまあな値幅でした。タイムサイクル的には5/7-16の天井圏が終了、5/15-23の底値圏に向って反落しているところです。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は上昇するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は下げを待って買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.470%から3.473%へとわずかですが3日続伸しました。日本の10年債金利は0.952%から0.976%へと続伸しました。一方、米国の10年債金利は4.422%から4.449%へと3日続伸しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.29と下落していますが依然として順相関関係となっています。またドル指数とドル円の相関値は0.38と順相関関係にあります。10年金利はタイムサイクル的には5/8-17の底値圏が終了、5/15-23の天井圏に向って反発しています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が4/25に終了、下降c波が始まったようです。

 

☆昨日のユーチューブ動画は10年金利とポンド円でした。