昨日の4月の米国インフレ期待は5ヶ月ぶりの高水準で米株はまちまち、米長期金利は反落、ドル指数も反落、ドル円は156円に乗せました。
昨日のメジャー8通貨の内、ポンドが2日連続で最強通貨となり、それにユーロ、米ドル、カナダドルと続きました。一方、負け組では円が2日連続で最弱通貨となり、それにスイスフラン、ニュージ―ドル、豪ドルと続きました。
昨日の米ドルはアップダウンしながら横ばいで終始しました。ドルインデックスは105.314から105.229へと若干反落しました。タイムサイクル的には5/9-14の天井圏が終了して5/15-22の底値圏に向って反落し始めたようです。エリオット波動的には、（週足レベルでは）22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には5/8-15の底値圏が終了して5/16-24の天井圏に向かって続伸すると思われます。エリオット波動的には（週足レベルでは）上昇D波のなかのｘ波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。
昨日のドル円は続伸しました。昨日の10:00に155.502の安値を付け、本日02:00に156.252円の高値をつけました。ドル円の一日の値幅は75.0ピップスとまあまあな値幅でした。タイムサイクル的には5/7-16の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には（週足レベルでは）4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は続落するでしょう。なので、ドルスト通貨は買い場探しでしょう。またドル円は下げを待って買い場探しでしょう。
ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.595%から3.552%へと反落しました。日本の10年債金利は0.905%から0.933％へと反発しました。一方、米国の10年債金利は4.500%から4.485％へと若干反落しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.33と下落していますが依然として順相関関係となっています。またドル指数とドル円の相関値は0.38と順相関関係にあります。10年金利はタイムサイクル的には5/3-10の天井圏が終了して5/8-17の底値圏に向って反落しています。エリオット的には（週足レベルでは）22年11月以来続いている下降４波のなかの2回目の上昇b波が4/25に終了、下降ｃ波が始まったようです。
☆昨日のユーチューブ動画はWTI原油とポンド円でした。
