金曜日の5月の米国ミシガン大学消費者信頼感指数は大幅に低下、6か月ぶりの低水準となりました。米株はまちまち、米長期金利は反発、ドル円はじり高で156円直前まで上昇しました。

金曜日のメジャー8通貨の内、ポンドが最強通貨となり、それにカナダドル、米ドルと続きました。一方、負け組では円が最弱通貨となり、それに豪ドル、ニュージ―ドル、スイスフラン、ユーロと続きました。

金曜日の米ドルはアップダウンありましたが終日強含んでいました。ドルインデックスは105.202から105.314へと反発しました。タイムサイクル的には5/9-14の天井圏に向かって上昇していますが、次の5/15-22の底値圏に向って反落し始めたかもしれません。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には5/8-15の底値圏が終了したかもしれません。次の5/16-24の天井圏に向かって続伸すると思われます。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

金曜日のドル円は終日じり高でした。金曜日の08:00に155.264の安値を付け、23:00に155.904円の高値をつけました。ドル円の一日の値幅は64.0ピップスとまあまあな値幅でした。タイムサイクル的には5/7-16の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はまちまちでした。本日のドル指数は続落するでしょう。なので、ドルスト通貨は買い場探しでしょう。またドル円は下げを待って買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。金曜日の日米10年金利差は3.543%から3.595%へと反発しました。日本の10年債金利は0.914%から0.905%へと反落しました。一方、米国の10年債金利は4.457%から4.500%へと反発しました。金曜日の10年金利とドル円の相関係数は0.40と下落していますが依然として順相関関係となっています。またドル指数とドル円の相関値は0.38と順相関関係にあります。10年金利はタイムサイクル的には5/3-10の天井圏が終了して5/8-17の底値圏に向って反落しています。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が4/25に終了、下降c波が始まったようです。

新興国通貨ではトルコ中銀は4/25の決定会合では50.0%へと据え置きでした。マーケットは対ドルでは高値で膠着状態から反落気味です。対円では最安値から反発気味です。現在は4円台後半で取引されています。メキシコ円については、メキシコ中銀が5/9に11.00%と現状維持としました。サイクル的には4/25-5/10の底値圏が終了して5/3-16の天井圏に向かっています。エリオット的には昨年8/30に上昇E波が終了、ランニングコレクションのF波が進行中です。ランド円は3/27に南ア中銀が政策金利を5回連続で8.25%で据え置きました。現在8円台ミドルで取引されています。ブラジルレアルは5/8の金融政策決定会合で10.5%へと0.25%の利下げを決定しました。30円台前半で取引されています。

金曜日のコモディティ市場を代表するCRBインデックスはわずかですが反落しました。WTI原油も反落しました。タイムサイクル的には5/3-17の底値圏に向かっています。エリオット的には(週足レベルでは)長期の下降B波が1/17に終了、上昇C波がスタートしています。金曜日の金は続伸しています。日足タイムサイクル的には5/13-17の天井圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇E波の最初の調整波が終了、つなぎの下降x波が進行中です。上昇E波は年単位の上昇となるでしょう。天然ガスはサイクル的には5/10-20の天井圏に向かっています。エリオット波動的には(週足レベルでは)一昨年11月の高値から続いていたA波が昨年4/14に終了、上昇B波も昨年10/31に終了して下降C波にいます。

 

☆昨日のユーチューブ動画はナスダック指数とポンド円でした。