米国の30年不動産ローンは7.18%と5週間ぶりに下落しました。米株はまちまちでしたがダウは6日連続の上昇です。米長期金利は6日ぶりに反発、ドル指数は3日続伸、ドル円はじり高で155円台ミドルまで上昇しています。

昨日のメジャー8通貨の内、スイスフランが最強通貨となり、それに米ドル、ニュージードル、カナダドル、ユーロ、ポンドと続きました。一方、負け組では円が2日連続で断トツの最弱通貨となり、それに豪ドルが続きました。

昨日の米ドルは終日強含んでいましたが、ニューヨークで少しだれました。ドルインデックスは105.380から105.549へと3日続伸しました。タイムサイクル的には5/6-9の底値圏が終了して5/9-14の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には5/3-13の天井圏が終了して5/8-15の底値圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は連日で終日じり高でした。昨日06:00に154.578円の安値を付け、本日03:00に155.685円の高値をつけました。ドル円の一日の値幅は111.7ピップスと比較的大きな値幅でした。タイムサイクル的には4/30-5/9の底値圏が5/7-16の天井圏に向かって上昇しています。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は上昇するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は下げを待って買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.589%から3.623%へと6日ぶりに反発しました。日本の10年債金利は0.870%から0.875%へと反発しました。一方、米国の10年債金利は4.459%から4.498%へと6日ぶりに反発しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.56と下落していますが順相関関係となっています。またドル指数とドル円の相関値は0.49と順相関関係にあります。10年金利はタイムサイクル的には4/29-5/6の底値圏が終了して5/3-10の天井圏に向かった反発となり始めました。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波が4/25に終了、下降c波が始まったようです。

 

☆昨日のユーチューブ動画はソフトバンクグループ、アリババとポンド円でした。