週が明けて米株は3日連続で引けて終了しました。米長期金利は4日続落、ドル指数はわずかに反発、ドル円はじり高で154円台まで上昇しています。

昨日のメジャー8通貨の内、豪ドルが最強通貨となり、それにカナダドル、ポンド、米ドル、ユーロと続きました。一方、負け組では円が断トツの最弱通貨となり、それにニュージ―ドル、スイスフランと続きました。

昨日の米ドルは終日一進一退で方向感ありませんでした。ドルインデックスは105.076から105.117へと横ばいながらわずかに反発しました。タイムサイクル的には4/25-5/2の天井圏が終了、5/6-9の底値圏に向かって下がっています。エリオット波動的には、(週足レベルでは)22年10月末から下降C波の下げの波にいますが、23年11月1日にx波が終了、2回目の上昇b波が依然として展開中のようです。一方、ユーロドルはサイクル的には4/25-5/2の底値圏が終了して5/3-13の天井圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の下降b波が展開中です。

昨日のドル円は終日じり高でした。昨日06:00に152.815円の安値を付け、21:00に154.006円の高値をつけました。ドル円の一日の値幅は119.1ピップスと比較的大きな値幅でした。タイムサイクル的には4/30-5/9の底値圏がおそらく終了、5/7-16の天井圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は反発上昇するでしょう。なので、ドルスト通貨は売り場探しでしょう。またドル円は下げを待って買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.612%から3.592%へと4日続落しました。日本の10年債金利先物は休日でした。一方、米国の10年債金利は4.512%から4.489%へと4日続落しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.77と強い順相関関係となっています。またドル指数とドル円の相関値は0.70と強い順相関関係にあります。10年金利はタイムサイクル的には4/29-5/6の底値圏に向っています。本日いったんの底打ちをして5/3-10の天井圏に向かった反発となるでしょう。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の上昇b波にいると思われますが、終わった可能性も出てきています。