昨日の米国消費者物価CPIは3.2％と予想3.1％を上回って上昇しました。米株は上昇、米長期金利は続伸、ドル指数も続伸は7日ぶりに反発、ドル円は147円台後半まで戻しています。
昨日のメジャー8通貨の内、ユーロが最強通貨となり、それに米ドル、スイスフラン、豪ドル、カナダドル、ポンドと続きました。一方、負け組では円が断トツの最弱通貨となり、それにニュージ―ドルが続きました。
昨日の米ドルはCPI発表直後から買われました。ドルインデックスは102.849から102.926へとわずかですが2日続伸しました。タイムサイクル的には2/26-3/11の天井圏が終了、3/8-19の底値圏に向かっています。エリオット波動的には、上昇D波の最初のx波が昨年11/1に終了、2回目の上昇b波が展開中です。一方、ユーロドルはサイクル的には2/29-3/11の天井圏が終了、3/6-14の底値圏に向かって反落し始めたかもしれません。エリオット波動的には上昇D波のなかの最初の調整波が昨年10/13に終了、現在2回目の上昇ｃ波が展開中です。
昨日のドル円は終日買われました。昨日09:00に146.622円の安値を付け、21:00に148.176円の高値をつけました。ドル円の一日の値幅は155.4ピップスとかなり大きな値幅でした。タイムサイクル的には3/5-11の底値圏が終了、3/11-15の天井圏に向かって反発上昇し始めました。エリオット波動的には4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が今年2/27に終了して現在下降ｃ波に入ったようです。クロス円はすべて上昇しました。本日のドル指数は続落するでしょう。なのでドルスト通貨は買い場探しでしょう。またドル円はいったんの買い場探しでしょう。
ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.345から3.389%へと6日ぶりに反発しました。日本の10年債金利先物は0.755%から0.764%へと続伸しました。一方、米国の10年債金利は4.100%から4.151%へと2日続伸しました。昨日の10年金利とドル円の相関係数は0.83と強い順相関関係にあります。またドル指数とドル円の相関値は0.87と強い順相関関係にあります。10年金利はタイムサイクル的には3/8-15の底値圏がおそらく終了、3/13-20の天井圏に向かい始めました。エリオット的には下降４波のなかの2回目の上昇ｂ波にいます。
昨日のコモディティ市場を代表するCRBインデックスはわずかですが2日続伸しました。WTI原油は反落しました。4月限のWTI原油はバレル当たり0.37ドル下落して77.56ドルで引けています。タイムサイクル的には3/7-15の天井圏がおそらく終了、3/14-28の底値圏に向かい始めたようです。エリオット的には長期の下降B波1/17に終了、上昇C波がスタートしたと思われます。昨日の金は9日ぶりに反落しています。4月限の金は22.5ドル下落して2166.1ドルで引けています。日足タイムサイクル的には3/7-18の天井圏に向かっています。ただし、それが終ったとすれば3/14-25の底値圏に向かい始めたことになります。エリオット波動的には上昇Ｅ波の上昇a波が昨年12/4に終了、下降ｂ波も2/14の底値圏に終了、現在上昇ｃ波に入り始めました。上昇E波は年単位の上昇となるでしょう。天然ガスは5日続落しました。4月限はMMBtu当たり0.045ドル下落して1.7140ドルで引けています。サイクル的には2/29-3/13の底値圏に向かっていますが、本日にも終了して3/12-22の天井圏に向かって反発上昇していくでしょう。エリオット波動的には一昨年11月の高値から続いていたA波が昨年4/14に終了、上昇B波も昨年10/31に終了して下降C波が始まっています。
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☆ 昨日のユーチューブ動画はソフトバンクグループ、アリババとポンド円でした。
