先週金曜日にハーバード大学でイエレンさんまで「数か月で利上げ」賛成派に回ったので、世の中の先行きに再び暗雲が立ち込めた感じ。


ブルンバーグにあった記事だが、

「先行きに悲観的な投資家は、人民元が下落する中で中国株にあらためて売り圧力がかかるとの予想に基づいてポジションを構築している。人民元は今月このままいけば、昨年8月の実質切り下げ以降、月間ベースで最大の下落率で取引を終える。中国経済の見通し悪化に加え、米金融当局が利上げ準備を進めていることを受けたドル上昇が元安につながっている。」

としている。


確かにオフショアの人民元は最近じわじわと上がっている。(人民元安になっている)


このまま人民元安が急激に進めば、いっぺんにリスクオフ状態となって株価やドル円も落ちやすいのではないか?

原油も変な動きだ。


カナダの山火事、ナイジェリアのパイプライン爆破によるサボタージュ、リビアでの原油輸出業者のストライキ...それにドル高(コモディティと反比例で動く傾向がつよい。)


いろいろブル要因が引き続き起こっているものの、結局一過性の話ばかりなので、供給過剰状態の原油が上がり続けている理由がよく分からない。


最近話をした原油の専門家も理由がよくわからないが、ヘッジファンド達が持ち上げておいて、6月2日のOPEC会議を境にして売り浴びせるんじゃないかと言っていた。


私は中国あたりが南沙諸島の原油タンクに貯める備蓄を増やしているのかなとも思っていたが、確かにヘッジファンド達が売るために買い上げていることもあるかもしれない。


6月2日のOPEC会議では国交断絶しているサウジとイランが減産に合意するわけがないので何も決められないだろうと言われている。


だからそれは売りチャンス、
という理屈はあまりに単純すぎる...。

OPECでなにも決まらないのはすでに織り込まれているだろうから。


にもかかわらずヘッジファンドが狙うタイミングとしては面白いのかもしれない。


原油が下がって、昨日の英国世論の電話調査で離脱組が残留組を上回ったことで一気に離脱組が増加。一気に株とFXの市場はリスクオフに傾いた。


安倍首相はリーマンショック直前に似ているという理由で消費増税を延期したけれど、もしやエリオットをやっているアドバイザーでもいるのかな...?


いろいろ野党に批判されているけれど、ここから株価とドル円が急落するようなことにでもなれば、安倍さんの株は大暴騰!

安倍さん、日経のプットでも買ってるのかなあ...?


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