長きに渡った不調もようやくひと段落つき、なんとか戦える財政、精神状態で有馬記念ウィークを迎えることができました。といっても、10月、11月とかなり赤字を出してしまったので、中央の年間プラスは結構絶望的ですね。残念。ここ数年ずっと85~95%ぐらいで推移していて、なかなか壁が破れない。

 

改めて自戒の意味も込めて書いておくと、「馬券」という競技においてやるべきことは、『勝つ馬・強い馬を探すこと』ではなく、『好走可能性に対して市場評価(オッズ)が不当に落ちたタイミングの馬』をチョイスしていくこと。見るべき点は

 

1.そもそも好走に足る力量がある

2.近走でなんらかの上手く行かなかった要素がある

3.今回、展開や馬場ほか、条件が好転する

 

を満たすかどうか。1年以上前にも書いてましたけどね。ラップとか馬場読みとか映像チェックとかは、1~3を考えるための切り口であって、それ自体は本質じゃない。ここが大前提。

 

それと、ここからがこの1年あたりでの進歩。targetを使って自分の予想履歴(本命馬成績)から色々分析したところ、

 

4.前走逃げの馬はなるべく避ける

5.前走3着以内の馬はなるべく避ける

 

まで付け加えると、どうやら単複回収率が100%を超えるようです。実際、先週この「5ルール」を守ってみたら土曜中山最終のグランディアとかで◎の単回133%が出ました。

 

もう迷うこともなく、この「5ルール理論」を競馬人生の相棒として、磨きをかけていくだけなのかなと。ちなみに、ここから類推して、上記5ルールに当てはまらないor反する馬が上位人気を占めているようなレースこそが、勝負レースになるんじゃないか、なんてこともボンヤリ考えてます。それは来年の私の馬券収支で証明したいですね。

 

明日はゴールドカップ。うーん、いいメンバー。

 

ゴールドカップ2022予想

◎ティーズダンク
◯スマイルウィ
▲サルサディオーネ
△アポロビビ
△ブラックストーム
疑アマネラクーン、モリデンアロー、ルーチェドーロ
 
※前提条件
初日なので馬場傾向は不明だが、最近の浦和はあまり内一辺倒の日がない。外前有利で他の戦法も許容、みたいなパターンが多め。展開は大外からサルサディオーネが主張するが、それ以外に絶対ハナという馬がいないメンバー。速めだが、追い込み台頭とまではいかないだろう。やや前寄せ。
 
◎ティーズダンク
スマートファルコン産駒らしく、ハイペースを追走してだらーっと走り切るようなレースにめっぽう強い馬。そういう競馬になりやすい浦和1400【4-2-1-0】は納得。前走JBCスプリントでは殿に構えて上がり33.8秒を出すも1.0秒差負け。いやあ、32.8秒で上がってれば勝てたね。それは騎乗としてどうなんでしょうか。
 
ともかく、瞬発力で勝負する馬ではないはずなのに1200mでレッドルゼルとそう変わらない脚を使えたことに、今の充実度と能力の高さが見える。得意コース戻りで。
 
◯スマイルウィ
いかにも浦和替わり短縮を苦にするような戦績の大型馬でいて、実は合うんじゃないかという読み。スパーキングサマーCの時は2F目11.0を抑えながら逃げ馬と並走する2番手。スピードも前進気勢もあり、浦和も過去3勝。問題なさそうですね。サルサディオーネの主戦・矢野騎手がこっちということで、相手を行かせて2番手からビッシリとプレッシャーをかけていくイメージ。崩れない。
 
▲サルサディオーネ
左回りの鬼。同コースの交流さきたま杯勝ち。日本テレビ盃もクラウンプライドとそう遜色ない内容での3着。力はある。それだけに前走9着はちょっと意外だったが、遠征で-10キロ、あとテリオスベルのマクりもあってキツい競馬だったのは確か。今回の方が条件としては好転する。ただ、逃げ一手の馬なので大外枠は単なるロス。
 
△アポロビビ
前走はゲート内でごたごたして、初角でも挙動不審なところから豪快に向正面一気。内でおとなしい競馬をしていたルーチェドーロにちょい差しされたという内容。まあ、地方にはこういうコーナーのイカれた競馬場があるよ、ということをお馬さんサイドも分かってくれたんじゃないでしょうか。
 
△ブラックストーム
大井の馬場がバグってるというのもあるが、1200mを1.10.9で走れるわけなので準重賞ぐらいなら通用するでしょうね。今回の相手でどうかは微妙。オッズ次第。
 
疑アマネラクーン
昨年は休み明けから自己条件とトライアルを2連勝してココ、という割と理想的な臨戦過程での5着。対して今年は5か月休養明けで、主戦の森さんは故障離脱中。あと、前走のプラチナCも含め、内枠を引いた時は意図的に外へ切り返して乗られているのも気になるところ。揉まれたくないんじゃないかなあ。最内枠が難点。
 
疑モリデンアロー
南関短距離の上位層がJpnⅢに近いレベルになってきたここ数年、機能していないトライアル組。そのまがたま賞は最内枠から労せず逃げ馬の後ろをとれて、あとは抜け出すだけの上手く行った競馬。斤量的にも2キロ有利だったもの。本番で上がり目を感じる要素はない。
 
疑ルーチェドーロ
400m延長&好発で先行できたフジノウェーブ記念は出来すぎで、テンから飛ばしていく浦和とかの1400mだと序盤で置かれ気味になる。正直、わたし的には南関転入してからこの馬の強さを感じたレースがまだないんですよね。
 
 
印の上位3頭が普通に人気しそうなので、もしかしたら△までは買い目を広げられないかもしれない。ティーズダンク単と、馬連2点とかになるかも。絞っていきましょう。