昨日、LINEが新しいビジネスサービスをいくつか発表したのですが、その中で大変気になるのが、デリバリーサービス「LINE WOW」への参入です。
リリース内容:
[コーポレート]LINE、オンデマンドEC事業に参入 第一弾としてデリバリーサービス「LINE WOW」を今秋よりエリア限定で公開
当初は、渋谷エリアにおけるフードデリバリーサービスから開始らしいのですが、気になるコメントが
「将来的にはフードデリバリーで構築された配達網をインフラとし、フード領域に留まらず、様々な分野のデリバリーを行っていくことを目指します」
つまり、我々物流分野への進出も視野に入れているという事なのでしょうか。
楽天が物流へ進出した時には、失敗する可能性があるのが見えていたので脅威にも思いませんでしたが、LINEが進出となると、何か次元の違う事を仕掛けてくるような気がして大変気になります。
LINEもアップルも決済分野にも進出してきますし、そこにインフラの物流まで手掛けるようになると、新しい分野の物流網ができるような気がしています。
アマゾンは、ヤマト運輸と組んでまた凄い事を仕掛け始めています。
他にも、アマゾンはマンションのポストに自社商品が投函しやすいようなポストを、ナスタと日本郵政と組んで共同開発した製品を先週リリースしています。
配達時の不在問題とドライバー不足への解決に向けて、物流側でなく商品を販売する側が考えインフラ作りまで手を出すようになってきています。
受け身の物流会社は、消耗戦で安い物流費で耐えきれず、皆この分野の配送から逃げてしまっています。
その中で、資金力を持った荷主側が自ら赤字覚悟で物流インフラを作り、本業であるITの力を活用して新しい物流の仕組みを構築していくと、ドライバー不足も解決できるような気がしています。
結局のところ、物流とは資金力で大きな差が生まれます。
例えば、エコ配さんは創業から革新的な発想で進めても資金力の問題や時代背景の問題から大変苦労をしてきました。
現経営陣に変わってから、経営者が物流業界とはまったく関係のない素晴らしい方々に変わり、楽天との資本業務提携含め2016年上場に向けて売上を大きく伸ばしています。
そのような例を見ても、実は物流業界こそ、我々のように古くから物流を手掛けている経営者より異業種から参加された優秀な新しい発想を持ち込んだ方々のほうが、成功する可能性は高いのかなと最近感じています。
もちろん、そこには資金力が必要ですので、資本政策も大変大事になると思います。
また、優秀な人材も必要です。
いずれ、自動車の自動運転化も10年以内にはある程度可能になるでしょうし、上に書いたような新しいイノベーションをもった企業の新規参入から、ドライバー不足の問題も解決するのでないかなと思います。
これらの事を踏まえ、当社はビジネスモデルを今後どのように転換していくのか、考えなければなりません。
そんな事よりも、今を生きる事が大事だという意見もありますが、技術のスピードが速い時代だからこそ、経営者は未来を見据えて真剣に考えないといけないと思っています。
今日は真面目なお話でした。