昨日、カンブリア宮殿への出演や多くの本を執筆された、未来工業株式会社創業者の
山田昭男氏が、去る7月30日に82歳でお亡くなりになられたことを知りました。
未来工業って?と知らない方も多いかもしれませんが、電設資材メーカーで上場もしていて
自社での独自製品や特殊な経営スタイルで高収益を創業以来続けている企業です。
前期も年商352億、経常利益51億と素晴らしい業績を作り上げてきた経営者の
経営スタイルが、ここ数年でメディアや本などから知られてきました。
私も何冊も読んでいます。
働く社員にとっては、日本一幸せな会社なのではないでしょうか。
年間休日140日、残業禁止、育児休暇3年、ドアノブは外せ、蛍光灯も消しなさいなど、
その他多くの内容が一般的な会社とは180度違う経営方針で運営されています。
倹約するところは究極に倹約し、使う時には社員や社会へしっかり還元する。
簡単に言えば稼ぎたければ働くなとも書いてありました。
世の中の企業の97%は、利益が4千万以下だそうです。
感覚的に世の中の会社の9割が赤字なんだと思います。
つまり、「働いて赤字になるなら働かない方が赤字は出ないんだよ。」となるのも
理解できます。
単純に稼げない経営とは無駄な時間を皆で浪費している事にもなります。
実際、私も20年経営していると、会社が大きくなればなるほど利益が出にくくなる感触が
あります。人も増え、経費も増え、見えない事や管理できない事が増えてきます。
つまり、儲かる経営とは営業も大事だが稼いだお金を守る管理のスタイルがポイント
なんだと思います。管理部門がどれだけ優秀なのか次第で、会社の成長と存続に
関係してくる事は間違いないと感じます。
儲かっている社長さんは、年齢が高い方ほど倹約家で見栄も張らず堅実な経営をして
内部留保も資金もコツコツと積み上げています。
もう一方で、IPOやIT含め一発的な稼ぎで儲かっている社長さんも多くいます。
どちらが人生楽しいかは人の価値観で違うでしょうが、一番大事なのは、稼いだお金を
管理する仕組みとノウハウなんだと思います。
未来工業の経営手法から参考になる事はたくさんありました。
しかし、未来工業の経営手法をそのまま自社の経営に利用できるかについては、
なかなか難しいところです。
ただ、そんな優秀な経営者がお亡くなりになられた事は残念であります。
自社独自の経営管理スタイル作りが、重要な事だと思います。
そんな事が重要な時期に当社もなってきましたね。