海外戦略と新規事業 | 社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

社長歴36年 元ベンチャー企業社長の言葉

経営歴36年。波乱万丈、成功と裏切り、でも人生は素晴らしい

先週18日から23日水曜まで香港に出張で行ってきました。


20年ぶりの香港でしたが、この狭いエリアに高層マンションの数の多さ


には驚きましたが、地震がきたらこの町は終わりだと思うほど無理な


作り方ですが、それほど香港には魅力ある人々も多いのでしょう。



正直私は香港には住めないでしょう。



まず人の冷たさ不親切さです。他のアジア各国では感じなかったのです


が笑顔がないのも印象的でした。一番驚いたのは、100香港ドル=日本円


で1000円ですから小銭に両替しなくても不便はないだろうと思いましたが、


地下鉄は使えない+両替機も無い、バスに乗っても両替してこないと乗せ


ない+両替機も無いなど日本人から見ると信じられない不親切さです。


他国でも大きいお金は駄目もありますが、両替などで普通に対応してくれ


ますが、香港はまったく駄目。まあ人には不親切な国です。こんな国で


商売して夢を掴む為に人を蹴り落としてでも生え上がる香港人の強さには


逆に今の日本人ないし当社の社員にないハングリーさを感じました。


そして、驚いたのが日本ブランドの強さです。デパートはSOGOがNO1で


凄まじい買い物の人でした。驚きました。日本ブランドは強いですね。しかし


香港で商売をするには、家賃は東京の1.5倍、人件費も日本の地方並みの


金額ですから、短期決戦で投資して商売するならリターンはあるかもしれ


ませんが、博打的要素が高いので私には投資できない町だと思います。


ある意味大変勉強になる国と言うか、世界から日本を見ると、いかに我々


日本人が平和ボケでハングリー精神を失っている国であるかと実感しまし


たが、香港は観光で奥さんを連れて行く国だと思っています。



今回の出張目的は、当社の海外戦略をパートナー企業やファンドの方々を


交えて打ち合わせが目的でしたが、当社の主要事業であるフードプロバイダー


事業をアジア・中東向けへサービスエリア拡大をしていきますが、すべて自社


でまかなうのでなく各分野事のパートナー企業と手を組み役割分担しながら


展開していく事で進めています。拠点もシンガポール法人があるので、そこを


拠点にしてきますが、まずが食材全般の卸し事業、海外飲食店オープン支援


ミャンマーなどこれからの国向けの小型スーパーなどを展開していく予定です。


その他にも国内・海外問わずにリース・ファクタリング事業も正式に事業化して


いきます。これはパートナー企業と合弁で会社を設立して進めていく予定です。



これを読んでウィンさんで物流・人材会社でないの?


と思われる方は多いと思いますが、実際に今でもそれは本業であり伸びてもら


いたい事業です。しかし、日本の人手不足というか働かない人の多さと求人と


雇用のミスマッチから事業を伸ばしたくても人が集まらない現実が目の前にあ


ります。帰国後驚いたデーターを見ました。有効求人倍率が何と一都三県の


関東より地方のほうが高い。つまり関東は仕事が無い、地方のほうが仕事が


多く人手不足が進んでいる事実です。地方から寮に招く戦略はこのデーター


見る限り駄目となります。地方で人手不足が始まっている。関東は人は余って


いるかもしれないが、仕事を選び働いてもらえないミスマッチ。ブルーカラー


相手の当社としては、大変厳しいデーターが目の前にあります。また、大手の


優良物流会社は、自社化を進め当社のような外注業者は切ることを進めて


おり自社化で経費は増えても外注は切りなさいと、やるせない下請け苛めも


始まっていますが、それを打破する為の道具として、当社のフードプロバイダー


事業は、多くのメーカー、問屋、加工工場、産地などかかわりも多く、そこから


のシナジーで物流・人材・商流まで事業の幅が持てるだけでなく金融サービス


も今年になり始めているので、大きな器でみれば会社全体を大きく変える


チャンスでもあります。そこにプラスして海外や新規事業の展開で大きく変貌


できるチャンスだと捉えています。実際その為のM&Aも進めています。


決まれば何社かいずれか発表できると思いますが、まったくの異業種のMA


も進めています。



あとは、ここについてこれる人の教育です。



今回痛感したのは、社員教育の上で世界から日本を見させて、いかに我が


日本が恵まれていてビジネススする上で不景気といえど最高の環境なんだと


実感させハングリー精神や物事を大きく見させる為にも定期的に海外に連れて


いく教育も必要経費なんだと思いはじめています。言葉も通じない、町も汚い


しかし人々の目は夢と希望に満ち溢れハングリーにお金を稼ごうとする姿を


見せることも大事だと思います。また、日本でなく海外に出て行けばまだまだ


我々でも成功できるビジネスがあるんだと思わせることもです。



ちょっと長くなりましたが、そんな思いを持たせてくれた香港出張でした。


来月はシンガポールに出向くと思いますが、そのときは誰か社員を連れて行こ


うかと思っています。また、ミャンマーやインドも行くのか???



はたしてそれは誰か????