「たった1人」を確実に振り向かせると100万人に届く。
現代におけるマーケティング方法が書かれた、
阪本啓一氏の新刊です。
- 「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。 (「市場の空席」を見つけるフォーカス.../阪本 啓一
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タイトル通りですが、昔みたいに大量に広告をして、
多くの人に認知してもらう手法よりも、
たった一人に向けて書いた手紙のほうが、
より多くの人に拡散する世の中に変わってきたということです。
今は個人が簡単にメディア化できる時代です。
そして、情報もインターネットで簡単に入手できてしまいます。
そんな世の中でテレビCMを大量に流しても、
成功するのは一握り、、、とまでは言わないですが、
昔ほどの効果はなくなってきたと思われます。
本書の中で、本屋さんがクッキーを売り始めた架空のエピソードが
書かれているのですが、まさにこれかなと思います。
入院している親のために、本屋さんのご主人の妻がクッキーを焼く。
これが美味しいと評判になり、いつしかクッキーを
本屋さんで売るようになった。
これが話題となり、地域の人気店となり、取材も来るようになった。
というような話です。
元々は、旦那の親のために焼いたクッキーが、
最終的には多くの人の支持を得ているという結果になっています。
これ以外にも、実例を交えてのフォーカス・マーケティング手法が
紹介されていますので、伸び悩んでいる店舗や企業は
参考にされるとよろしいかと思います。
絶対に会社を潰さない社長の営業
小山昇氏の書籍を久しぶりに読みましたが、
人間味あふれる小山氏の飾りっ気のない言葉はいいですね~
読んでいて、人間として好きになります。
- 絶対に会社をつぶさない 社長の営業/小山 昇
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本書を要約すると、
・社長がトップ営業マンである
・社長が営業しないと売上は伸びない
・社長室にこもっているような社長はダメ
・同行営業で現状把握する
・お客さんは区別する
実際、小山氏以下、営業マンは会社に自分の机が無いそうです。
月報や日報などを書いているヒマがあったら、
1件でも多く回ってきなさいという考え方です。
このくらい徹底してると、気持ちいいですね。
中小企業のあるべき姿は小山氏の会社なのだと思います。
社長になって社内にいるのではなく、一番忙しく外を飛び回ること!
これには世の中の社長さんに見習って欲しいです。
100億円企業のつくりかた
100億円というのはインパクトありますね。
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健康食品のシースルーライト、
皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
本書執筆の時点では、まだ100億円は達成していないようですが、
それも時間の問題らしいです。
100億円企業をつくるには?
飽き性をプラスに変えたと書かれています。
飽き性とみるか、新しいもので売れそうものに目をつけれる、
いわゆる目利き力と見るか、
又は、
現状に満足しない向上心と見るか。
本人は正直に、飽き性だと思っていると思いますが、
周りから見れば、目利きの人、向上心の人と思われているに違いありません。
ひねくれた人は、「また社長の朝令暮改がはじまった・・・」と
おもっているかもしれませんが、こう考えてしまう人は論外ということで・・・笑
一番、共感できた一文を紹介します。
決断の瞬間
人間は変化を怖がる生き物だ。
(中略)
若手社員が改善や新規事業プランを提出すると、
必ず経営幹部から「時期尚早」「前例がない」などという言葉が出てくる。
僕に言わせれば、「時期尚早」は「やる気がない」ということの言い換えであり、
「前例がない」は同じく「アイデアがない」ということの言い換えだ。
このように考えてくれる社長のもとで働いてみたいと思うのは、私だけでしょうか。
時期尚早、前例がないと言ってしまう経営幹部の人、
或いは社長さん、
そう言っている間に、他社に先を越されてしまいますよ。
他から出てきたときに、「あれは当社も考えていた」という間抜けなセリフを
言わないようにしましょうね。