徒然なるままに   死 | 高校生から見た人生

徒然なるままに   死

友人と話をしていた。

最初こそは明るい話題だった。

ゲームのこと、学校のこと。

突然、その友人は言う。

「あぁ、そういえば来週お祖父ちゃんの三回忌じゃん」


その時私は硬直した。

彼女が言った三回忌という言葉を聞いたとき

私の頭の中に祖母や伯母の死の姿が一瞬にしてフラッシュバックしてきたのだ。

堪えきれなくなって彼女の前で泣いた。

死を目の前にした恐怖を思い出して。

今は亡き祖母、伯母、そして二人の祖父を思い出して。

いや、祖父は私の物心つく前に亡くなっているから会ったことはない。

だけどなんとなく、祖父がいつも見守ってくれている、そんな気がしていた。



思えば死ってなんなんだろう。

そんな疑問が浮かんできた。

死といえば考えられるのは肉体の死。

私達が死を指す状態、生命活動の停止。


私はその他に二つ思いついた。

それは存在の死。

つまり人々の記憶から消えた人。


もしその人の肉体が朽ちてしまっても

人々の記憶にある限りそこにその人は生きている、とよく言われている。

無論私も同意見だ。


昔はそんなの奇麗事だと思っていた。

すぐ近くに死を感じるまでは。


勿論、それは祖母の死であり、伯母の死でもあった。


それ以来私も人々は心に生き続けることが出来ると感じ、

そして私にもそんな風に誰かの心に生き続けられるかを考えた。


答えは出てこなかった。