9月から息子が中学に入る為、仕事の合間に準備をせねばならない。
靴だったり、体操服を入れる袋だったり…
今まではピカチュウの袋だったが、それはいじめの対象にされるでと娘が言うから、無地の黒い袋を探していたりする。
靴だって革靴でなければならず、しかしヒモ靴でもマジックテープ靴でも良いが、マジックテープだとやはりターゲットになっている男子を見てきた娘からの助言で、ヒモの革靴にした。

田舎の少人数小学校とは違い、中学は恐ろしいまでに様々な階級と環境を持った児童が来る。
1日お試し体験の日も、とあるカーライルの街中小学校から来ている団体の小学生の服装、持っているカバン、スカートの丈、化粧、そして連呼するFワードに息子はかなり引いていた。
言葉は悪いが、あんなのとこれから同じ場所で学ぶのである。
本人がどれだけ強くあるか…もうこれを言い聞かせる毎日である。

以前の私なら日本らしい何かを必ず学校に持たせていた。
それは弁当だったり、文具用品だったり、カバンだったり…
しかし、それが1人くらいはポジティブな感想であっても、8割がネガティブな感想を吐いたら、本人は傷付き、しかしそれを言ってはいけないと気を使わせ、結局は娘に負担だけをかけた苦い経験から、それは押し付けだと分かり止めた。
お母さんが日本人、だからといってカーライルという国際色無き田舎で育つ我が子には知ったことではない。

娘が小学生の時にそれを学び、朝ごはんや夕飯、自宅の色々な習慣に日本があるのだから、もう家の外にまで持たせる必要はないと分かったのは、娘が深く傷付いてからであった。

今日も10人程の人が難民一時滞在で使われているホテルから出てきて町の方へ歩いていた。
バギーを押すお母さんが一人歩いていて、カーライルも先週は難民襲撃テロ予告などあり騒ぎになったが、今日ああして一人で歩いているお母さんを見ると、警察も厳しく制限はしていないのだなと思う。

しかし息子は鉛筆だけは、三菱鉛筆なのである。
それは本人の希望で、箱単位でまとめ買いしてある。
三菱鉛筆は「ちゃんと書ける」息子イチオシ鉛筆である。
さすがジャパン🗾…
何作らせても天才である。
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