私が勤務する職場のアシスタントマネージャーは若干20歳のアパレル経験1年の頑張り屋さんであるが、色んな事を何も知らない青年である。
私の事を「今まで会った人のなかで一番怖い存在」と言い、知らないことはちゃんと聞いてくる未来ある青年である。

カーライル及び近隣には何もない。
学校帰りに難波や梅田、天王寺に寄って遊んで帰る私の学生生活は行く場所が沢山あった。
が、ここの人達には行く場所がない。
だから公園に集まり、喫煙か薬物か酒か恋愛にはまるんだろうか…など考えたりする。

以前、このアシスタントマネージャーが私と同僚らに「誰かのコンサートやライブに行った事ある?俺無いねん。
一度で良いから行ってみたい」と聞いた。
「私はスティービーワンダーとダイアナロスとBoys Ⅱ Menに行った」と答えた。
20歳の青年が生まれる前、今から24年位前である。
であるから、スティービーワンダーなど知らないかと思ったら知っていた。

アシスタントマネージャーは「何で?何処に住んだらそんな人見れるん?」と聞いた。
言うても知らんやろけど、大阪どす…
多分、ロンドンなど別格扱いの有名都市に住んだら、何だって来るし見れるはず。
しかしカーライル…
人は少なく混雑もないが店もない。

先週、お母さん友達とスタバに行った。
友達は「ユニクロ知ってる?あれがスコットランドのエディンバラに来たらしい!一緒に行こう!日本では凄い有名らしいね」と言った。
そんな浮き足立つほどの扱いなんか…
夏休みに一緒に行くことなった。

何もないから有難いと思える感謝を持てるようになった。
何もないから大事に大切に使うことを覚えた。
滅多に手に入らない環境がそれを育んだと私は思うから、田舎暮らしは感謝と感激を学ぶに最高の場所である。
人気ブログランキングへ