入社して2ヵ月の責任者の役職を持つ女性スタッフがいる。
アパレル経験はなく、スーパーで働いてきたが、やる気があったので採用。
しかし入社して数日後、まずは入荷チェックの仕事から覚えて貰おうと私が付いた初日、ため息と愚痴の連発であった。
私はその時点で、アカンわ…こいつ…と伸び代がないのを確信。
とにかく在庫室というのは常にパンパンに在庫があり、それをどう動かし、どの隙間にどれとどれを移動させ、入荷した商品をどう納めるかというのを采配するに長けた人間が効率よく働けるわけであるが、そのコツを教える以前に、入荷した商品を綺麗に折り畳む事に愚痴を連呼。
「綺麗に折り畳むと、その分数が置けるから」と必要性を教えるも、「無理」だと言った。
翌日も研修予定だったが、「私は入荷の仕事をしたくない」とマネージャーに訴え、覚えなくて良いことになった。

日本と違い、それも仕事のうちだと強制しないのがイギリスの人権である。
ストレスを与えてはいけないのである。

結局、売り場に立ってレジをしたり、たまに衣類を折り畳む事はするのであるが、売り場に自分一人になるのは「不公平である」とし、必ず誰かも売り場に配置せねばならなくなった。
加えてヘビースモーカーであるために、休憩時間以外に売り場から頻繁に消える。
これはズルいと高校生アルバイトから文句が出たから、マネージャーが止めるよう注意。
しかし今度は電子タバコをトイレ内で吸うようになり、先日あまりに売り場から消えるので防犯カメラで見たところ、8時間勤務中に22回トイレに消えた。
これが毎日続き、挙げ句のはて「病気」だと2週間休んだ。

2週間ぶりに1日来たが、翌日から「ストレスによるウツ症状で働けない」と2週間の休みを取った。
ストレスだと言われたら、給与が支払われての休暇となる。
2週間を経て、もしも医師からの診断書があれば、最長で半年の給与付き休暇となる。
これを更新し続けられたら困る。

一度採用したら終わり。
辞めてくれるまで採用し続けねばならない。
いつ戻ってくるのか…
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