娘が夕飯時に「今日の出来事」を話す。
それを私と息子が聞き、次に息子の話を聞く。
夫は帰宅が遅いから、月曜日から金曜日までは3人で夕飯となる。

スペイン語の時間の時、娘と小学校から一緒のサマンサ、ハイスクールで一緒になったJ君とパエリアの話しになったらしい。
サマンサが「パエリアは食べたことないから、どんな料理なんかようわからん」と言ったから、娘が説明した。
サマンサが「何で知ってんの?」と聞いたから、娘は「お母さんが時々作るし、前にカナリア諸島に何度か行った時に食べたから」と、どんな内容か説明した。

私はサマンサのお母さんと仲良しで、娘の送り迎えを毎日してくれているから、休みの日があればパンやケーキを焼き、お礼に渡したりしている。
であるから、サマンサは「あんたのお母さんは料理出来て羨ましいわ」といつも言う。
それを聞いていたJ君が「君のお母さんはスペイン人なんだね」と言ったから、娘は「日本人」だと答えた。
J君は相当驚いたそうで、日本人がパエリアを作るのが衝撃的だったらしい。
サマンサは週2で弁当がマクドナルドである。
勿論、前の日に買ったマクドナルドである。
お母さんが忙しいので、ランチも夕飯も手作りとなるのは週1程度になる。

J君は「僕が知っている日本食はカツカレー、これは学校のランチメニューにあるからさ…僕のお母さんが作るのは月曜日がジャケットポテト(ベイクドポテト)にチーズとバター、火曜日は瓶のカレー、水曜日は冷凍ピザ、木曜日はフィッシュ&チップスを買う、金曜日はフィッシュフィンガー(冷凍魚フライ風)、土曜日は中華の出前、日曜日はおばあちゃん家でローストチキンと決まっているから、外食したらパスタを食べるんだ。家で食べれないからさ。これが僕が食べたことのあるイギリス料理」と言った。

娘が「J君が言うたやつ、あれ…イギリス料理なん?」と私に聞いた。
いや…何て言うか…違う意味で衝撃やけど、イギリスあるあるである。
イギリス料理て言うか…イギリス人に人気…いや違うか…それしか知らん…それしか作らん…それしか食べへん…
イギリス料理て、ちゃんと作ると手間がかかる。
だからイギリス料理でもない、イギリス人がやたらと好んで食べる簡単な食べ物…と説明しておいた。
たまに出会う、恐ろしいまでに食の範囲の狭いイギリス人…
栄養面など気にしようか…
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