今日はエリアマネージャーミーティングなる朝食会を兼ねたミーティングがあった。
朝食なのに11時から、ローストビーフである。
もう要らん…散々クリスマスに肉三昧やったのに、またビーフかい…
イギリス人はローストディナーが好きである。

不味かった。
日本人の私が作る数倍もイギリス人シェフか作る方がまずい。
自国の国民的料理がまずいバカ舌なのかプライドが無いのか、美味しいローストビーフを知らんのか…

思わず出産した時に病院で食べたローストビーフを思い出す。
私は子供二人ともを日曜日に出産した為、病院食は二回ともローストビーフだった。
基本、自然分娩で問題なければ出産して8時間したら帰って良いよと言われる。

私の場合、朝は病室の外の廊下に置かれたトースター、袋に入った大量の薄切りパン、カチカチのバターと果肉無しジャムがあり、「あそこで好きなだけパン焼いて食べ」と言われる。
股の感覚もままならないうち、トースターにパンを入れ、飛び上がって出てくるのをじっと待つ。
積まれたトレーに乗せ、私しかいない大部屋へと戻り、一人食べる。
会話する人もなく、そうして昼になり、また「廊下に昼あるから好きなだけ食べ」と言われる。

ローストビーフと野菜、アップルクランブルと温かいカスタードクリームをかけ、また一人ぼっちの大部屋へと戻る。
恐ろしいまでに乾いたローストビーフを、私は今日また食べなければならない。
病院のローストビーフと、レストランのローストビーフが同じクオリティなのが、私にとってイギリス最大の謎である。
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