カーライルでも、たまに見るからに、あ~こ人は絶対にヨガ、ピラティスの類を欠かさず、ベジタリアンでかつオーガニックで、徹底的に体型と健康を維持している女性と、たいていオートミールの売り場で出会う。

イギリスに来たばかりの頃、義父から「貧困家庭だから肥満」だと聞いた時、肥満を維持出来る食料があるなら貧困と言えるのか?と不思議であった。
食べれいるし、別に飲まなくても良いジュースも飲めて、何故貧困なのか…
よく分からなかった。

義父母が住んでいた家は、当時マンチェスターユナイテッドの選手が多く住む高級住宅地にあり、ベッカムも住んでいたエリアであった。
そこに住む人々は誰もが体と内臓を鍛えていた体型をし、高級外車から颯爽と降りてくるのが似合う自分であらねばという意識の高さもあった。

カーライルに来て、それを実感する事になる。
なんて肥満の多い街なんだろうかと…
歩行困難になり、電動車イスが必要になるまで肥満になっていながらも貧困…そこに至るまでの食料は相当な量であったはずで、それは本人なのか、それとも何なのか…そうして歩行困難になれば、バリアフリーにするための家の外装工事、イギリスの家にありがちな2階の風呂場を一階に作る工事などが無料でやってもらえたりする。

何度となくブログで書いてきたイギリスの肥満問題と手厚き保護、そうして数年前から中高生の肥満、喫煙、薬物、アルコール依存の問題がいつまでも変わらず100年後には何倍になっているのかと思う。

今の職場の16歳のバイト達も、見ていて気持ち悪いくらいジュースとポテトチップス、マクドナルド、チョコレートやお菓子しか食べない。
体を作るのも自分の責任…みたいな価値観がまるでないのは、学校の給食からしてそもそもジャンクフードだからだろうか…

学校の先生だって所詮イギリス人…
誰が誰に体の事を考えて食べろと言えようか…
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