同僚と、ハロウィーンのお菓子の値段がめちゃくちゃ上がったよな~と話していたら、同僚が「うちは母子家庭で貧困やったから、お菓子ではなくて母親が働く牧場から大量に貰ってきたリンゴを渡していた」のだと言った。
それをバカにされ、母親をバカにされ、とても悔しかったと言った。

リンゴも同僚の家庭にとってはジャムやケーキに変わる大切な食べ物だった。
それを知っている母親の職場のオーナーがハロウィーンの日だけは数箱持たせてくれたらしい。

貧困層の子供にとって、お菓子を貰える楽しみがある一方で、お菓子を買わねばならない家庭が無理する必要はないし、学校でからかわれるのは、あまりに悲しい。
私が暮らす集落には、毎年ハロウィーンのお菓子に物凄くお金と時間をかけて下さるお宅がいくつもあり、一つ一つ個別にハロウィーンのラッピング袋に入れて下さる。
子供は本当に喜ぶ。

私の夫はスコットランドのアバディーンから更に北上した田舎で育った。
夫の子供の頃はハロウィーンなど無かったそうで、同級生らは「あれはアメリカから来た文化」と言うが、スペイン人の知り合いは、あれはヨーロッパから生まれた文化やと言っている。
まあ、どっちでもエエが、リンゴであれ有り難く頂かなアカンのちゃうか?と私は思う。
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