2週間の夏休みから職場に戻った初日、私を待っていたのは5人の退職届けだった。
9年共に働いたマネージャー、兼ねてから問題であるも今はいてもらわねば現場が困るアシスタントマネージャー、チームリーダーも入っての5人全員正社員である。

理由は2つ。
客から受けるクレーム対応に辟易している現状、そしてコロナ以降、会社の建て直しの為の経費削減による人材削除からかつての3分の1のスタッフで現場を回さねばならないこと、その割に食品関係や飲食店に比べて給与の安い事、これが理由である。

マネージャーは同じファッション業界に新しい仕事を見つけた。
年俸は今の40万上乗せであるし、責任者が自分以外に4人いる為、負担が分散される仕組みを取ってくれている会社の方針が気に入ったと言った。
新しい会社はアメリカの会社だけに、スタッフの給与とサポートが行き届いている事が一番の理由だと言った。
今の私の会社はイギリスが本社にある。
国が定める最低賃金をあくまで主体とし、現場の声は一切聞かない方針できた。

で…
そのマネージャーが就職した会社から、私に「来てくれないか?」と打診が来た。
給与は今より高く、話し合いで決めると言ってくれている。
しかし迷っている。
私は職場を嫌いで辞めた経験が一度もない。
全て引っ越し、倒産などの理由で退職してきた。
ましてや、私のような英語もろくに話せない外国人に仕事をくれたのは今の会社で、感謝しかない。
マネージャーは「あんたは恩返しは既に済んでる」と言う。
同じ働きで給与が高いなら、行く以外の選択はないはずと言う。

自分の会社でもないのに、自分まで辞めたら会社は困る…
そんな事を気にするのは私が50前の大人になったからなのか…
答えが出せない毎日である。
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