イギリスで子供を産んでから、実は様々な学習の場が無料で設けられている事を知った。
子を産み翌日に退院させられる。
2週間ほどは助産師さんや保健師さんが自宅に様子を身に来てくれるが、その後は強制ではないが、最寄りの公民館に毎週設けられている体重測定会に行けば良い。

私は娘を10月後半に産み、それから乳腺炎が悪化し手術したりして色々あり、検診に連れて行った時期は既に極寒だった。
公民館はめちゃくちゃ寒く、あの極寒の冷えた床に座って何か学べる状態ではなかったから、私はいつも学習の様子を待ち時間の間に見ているだけだった

ある時、20人程のお母さんが輪になり床に座っていた。
赤ちゃんはお母さんの1メートル前に寝かされていた。
ベテラン保健師さんが「待ちなさい」と言っていて、強く怒られているお母さんもいた。
何の学習会ですか?と別の保健師さんに聞くと、赤ちゃんの泣き声が過度のストレスとなり、自分の生活が出来なくなったことで参っているお母さんの学習会だと言った。
泣いたら抱き上げてしまう、寝るまで赤ちゃんを置けない。
洗濯ものも干せない、掃除機もコーヒーも飲めない、昼もちゃんと座って食べれないから、スナックやジュースで済ます…
泣いたら過剰に反応してしまい、泣き声がイライラを増長させるから、黙らせる為に抱き上げる。
そんなお母さんに、赤ちゃんが泣いてもすぐに抱き上げるのではなく、お腹も一杯、オムツも綺麗、吐いてもいないならば少々泣かせても自分の事を出きるように泣き声に慣れなさいという学習だった。

泣く我が子を見て泣くお母さん。
そうか…泣き声がストレスか…
あの学習会がどれだけのお母さん達を助けるかは分からないが、何とかしたくて来ているだけ私は希望があると思った。

ある学校では弁当箱を洗う習慣の無い保護者への「弁当箱は例え毎日同じ物を同じ位置に入れたとしても、毎日洗って下さい」という指導があったし、先日の子供のように裕福ではあるが風呂にも入らず洗濯もせず、異臭が凄いが他人に迷惑はかけていないと主張する保護者にたいし、「清潔にすることは健康に必要」と教えてくれる有り難さ。
うちの息子の小学校など、雨の日に今尚「雨ですから、レインコートを着せて登校願います」「マイナス気温ですから、暖かい防寒コートを着せて登校願います」「持ち物には名前をお願い致します。そうでなければ失くした時に探せません」「水筒を持参下さい。ペットボトルのコーラやファンタは禁止です」…
など、保護者としての当たり前を教えるメールが来る。
メールが来なければ、雨の日にレインコートを着せない親がいるのか…
おんねやろな…せやからメール来るんやな…

洗ってくれ…あなたの子供と制服を…
法律で決められないものか…
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