イギリスで初めて働いたのは保育園だった。
ほぼ1年いたが、まあ同僚らのいざこざ、喧嘩、陰口は酷く、言い合いも多かった。
言いたい事は言う、間違いだと思ったら言う、納得行かないなら言う、腹が立ったら言う…
私は日本人の、うちに秘めてストレスを抱える職場とは偉い違うなと感じた最初の年だった。

そうして次の職場はデパート。
ここには5年半いたが、まあしかし口喧嘩はあった。
大人の職場において、面と向かって「あんたのココが気に入らん」と言えるのは、ハートが強くなければ言えない。
ある時、ベテランのパートのおばちゃんと若いが16歳から長らくそこで働いていた若い女が言い合いになった。
おばちゃんは「苛立つ原因を作るやつのせいで、自分が辞めるのも嫌やし、イライラしながら働くのも不公平。だから、あんたのこういう所を改善してくれと言うのは権利」だと言った。

その後も互いに口を利く事なくチームで働いていたから、あの強さがなければ私は負けるのだと学んだ。

今の職場は9年になるが、まあ色々あったし今もある。
一つ言えるのは男の子は揉めない。
女が女で揉める。
何せややこしい。

金曜日も皆から嫌われている副店長24歳が、良くできるアルバイトの女の子を意味なく怒鳴り、あげく無視した状態が続いている。
私から腐れミカンの副店長に話そうか?とアルバイトの女の子に聞いたら、「いえ、私は悪くないのでこのままで大丈夫です」と言った。

感情を抑える方が良いのか、言いたい事は言う方が良いのか、私は正直イギリスにおいてはどちらが良いのかわからん。
ただ、言う方が自分がスッキリするから言う傾向にあるように、イギリス人と働いてきてそう思う。
賢く達振る舞う。
今の私にはこれしかないが…
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