息子の誕生日の日、何が食べたいかと聞いたら「豚まん」と言った。
3回聞き直したが豚まんがエエと言った。
誕生日て、何か…ちらし寿司とかフライドチキンとか、子供の好きな食べもんが並ぶ…並べたいと私は思っているが、まさかの「豚まん」。

大阪育ちの私にとって豚まんとは、おかんが難波や天王寺に行った時に帰りに買ってきてくれるガッツリ土産で、それはおやつとなり、余ったら翌朝それをチンして朝食べて学校に行くみたいな扱いの「おかんが買ってくる」もので、それは「ヒロタのシュークリーム」も同じであった。

イギリスに来て、もう何度も作ってきた豚まん。
蓬莱には近づくはずもないが、皮の部分だけは近いと思う。
毎回20個作るが、ほぼ余らない。
義母が好きだったから、最初の豚まんが蒸しあがったら、まずは仏壇に供える。
義母は京都で有名な豚まんは食べたが、蓬莱の豚まんは食べることはなかった。
蓬莱の豚まんを知らんから、私の豚まんを「美味しい」と言っていたのだと思う。
勝たれへん…大阪の味。

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