初めてアメリカに行った時、子供の誕生日ケーキを見て衝撃を受けた。
その色と大きさにである。
でもそれはアメリカンなケーキだからか!さすがアメリカ~と思ったが、次に住んだオーストラリアの子供ケーキもなかなかで、どうやら欧米のケーキは日本のアノいわゆる誕生日ケーキとはちゃうと知る。

イギリスに来てすぐ、義母の友達の孫の誕生日パーティーがあり、一緒に行った。
ケーキはケーキ職人さんにオーダーしたという、1メートルある巨大フェラーリケーキで、真っ赤な車体と真っ黒なタイヤ部分に私はアカン…食欲が消えた…と思った。
タイヤ部分を口にする寛容さは私には無く、ひとの数に紛れてケーキを避けた。
が、見ていると皆食べていた。
慣れとは凄いと思った。

先日の息子の誕生日ケーキは、娘が作ってくれた。

食べられると分かっていても、色の部分は外して食べてしまう。
「食べもんを粗末にしたら、食べもんの神様から怒られるよ」と祖母から言われて育った私であるが、これだけは「ばあちゃん、ごめん…神様、ごめんなさい」と言いながら捨ててしまう。
あと数年、子供が喜ぶケーキを作ったら、もう作りません…と誓う私である。
人気ブログランキングへ