毎朝6時前に起き、弁当と朝ごはんの支度をしながらユーチューブで日本のラジオ番組を聞くのが日課である。
小学生の頃から両親が店の準備中にかけていた「ありがとう浜村淳です」がキッカケとなり、20歳前後の頃からバイト先がキッカケで、上沼恵美子さんのラジオ「こころ晴天」も聞くようになる。
私の大阪弁が根強いのは、このせいもある。はず‥

ラジオ番組を聞いていると、職場の人間関係に悩む相談がよくある。
ふと考えると、私は今の職場に8年以上おりながらも人間関係に全く問題がない。
たまたまかも知れないが、私の同僚らは私が体験していない家庭環境にある子がほとんど。
その為か、どことなく互いに深く入り込む事はせず、我慢強い子が多いと感じる。
多分、私が一番我慢出来ない未熟者かと思わされる時がある。

店長もまだ20代半ばであるが、兄弟とはお父さんが違い、そんな中で理想的な家族の中の良さが見られる。
副店長も若いが、両親から冷遇を受けて育ち、また赤毛である事で壮絶なイジメを中高と受けてきた。
人に絶対に腹の中は見せない部分は私には辛いし、親元へ帰れない理由もあり、家を提供してくれる彼氏にしがみついて生きてきた。
そうするしか無かったのだと思う。
半年前に入って来た同僚はドイツ人で、7歳で両親が離婚、母親はドイツに残り父親と2人イギリスに来た。
何度も父親の再婚相手が変わり、何度も冷遇を受けてきた。
彼女もまた人を寄せ付けない独特なものがあり、人とのいさかい事を絶対に避ける術を持っている。
皆空気を読むのに長けており、温和に平和に時間が流れるように自然となっているような、そんな職場である。

先日コメントに、なんだか家庭環境の悪い人が多くないですか?と書いている方がいた。
確かにそうかも知れないが、私がこの環境に最初に出会ったのはオーストラリアの小学校に勤めている時だった。
同じ小学校内に父親が同じ兄弟が何人もいたり、同じ母親の姉妹が何人もいたりと、日本で出会った事の無い環境に触れた時はビックリした。
同じクラスに腹違いの兄弟がいたりして、私はこれは子供はどう理解しているのかと思ったりしたが、兄弟は仲良しで互いの家を行き来し、日本だとここまでオープンな関係は無理だろうなと思ったりした。

本当に有り難いもので、少ないながらも私は友人にも恵まれ、職場環境は恐らくトイレを流さない、洗い物を洗わない、ゴミを捨てない、履いてきた靴をランチを食べるテーブルに置く以外は最高だと思う。
まだまだイギリス人に馴染めない私であるが、それで良い。
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