今夏休み中なので、あちこちから客がやって来る。
他国から来るお客様は特に大量の商品をお買い上げになる事が多く、必ずレジにて「免税手続き」を要求される。

先日も隣のレジのお客様がバイトのMに「免税のやつお願い」と言った。
専用シートを作る際、何処の国から来たか聞かねばならないのであるが、そのお客様が「USA」と言った。
私は横で聞きながら多客を相手にしつつ、もしMが分からない場合の事もあり常に意識をそちらに向けているのであるが、Mは「え?USAって?ユナイテッドサウス・・」アホかー!!アメリカじゃー!!私は「アメリカ!!」とMに向かい言ったが、Mはアメリカ・・と綴りを探していたようで「無い」と言った。
「ユナイテッドステーツオブアメリカや!!」と私が言うと、「ああ、そうか・・」と言った。
Mはこれでも国立大学の学生である。

うちの店長24歳は高校教員の免許も持っている。
先日、中国人客に「どこから来た?」と聞いた時、「上海」と言った。
一瞬沈黙になり、私に「上海て何処の国?」と聞いた。
マジか・・と思った。

そんな中、家族連れが来た。
いつものように国を聞くと「アブダビ」と答えた。
学生バイトが私の方を向いた。
私も一瞬、ドバイが正解やったか・・と自信が無かった。

その後の客に「ペナン」と言った女性客がいた。
学生バイトで法学部のDが「アフリカですね」と聞き返していた。

こういう時、あの学生時代の地図帳という、何と優れた教科書を私は使っていたのかと思う。
もっとちゃんと世界の地図を見ておくべきだった・・
というわけで、私はトイレの壁に世界地図帳を貼ってみる事にした。
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