義母とカフェに行った。
4月に出来たそのカフェは、一階がカーライルを中心とした有名な肉屋で、二階がカフェになっている。
ケーキが美味しいと評判のそのカフェであるが、週末は常に満席である。

土曜の午前11時、私と義母は店内に入り周囲を見まわしたが空席テーブルが無かったため、少し待ってみようと言う事になり、入り口を入ったところで待ってみた。
義母がスタッフと目を合わせよとするも、狭い店内にいる6人のスタッフは全くこちらと目を合わせようとしない。
「ちょっとお待ちください」とか「今は満席です」と言わんでも、見たらわかるやろ?という事なのだろうか、とにかく待っている客の私達を完全に無視していた。

そうこうして他の客が2組ほど来て店内に入ろうとしたため、義母がその都度「私達も待っているんです」と声をかけ、「ああ、そう言う事ね」と後部に並び始めた。
後部に並んでいる客の女性から「テーブルが空いたらスタッフが教えてくれるのかしら?」と聞かれた。
見ると杖をつかれている女性で、立って待っているのが辛そうであった。
私と義母はもう20分ほど待っていたが、この杖の女性に順番を譲ろうと決め、私達は店を出る事にした。

杖の女性を連れた老夫が私達に「すいません」と言い義母と少し談笑していた時、テーブルが空いた。
私が「あ、あそこ空きましたよ」と伝えると、何と何処からか女の子がそこに座り、続いて家族連れが座った。
え???

私も知らなかったのであるが、その狭いカフェには何故なのかもう1つ入り口があり、そこから家族連れが入って来て、そこを取ったのである。
義母が思わずスタッフに「私達が一番にここに並んでいたので、あの席をこの夫婦に譲ってあげたいが、今家族連れが来て取った」と説明。
スタッフは「早い者勝ちですから、スタッフは関与しません」と言い、キッチンに入って行った。

驚いた。
まあまあ値段設定の高いカフェで、高級感を歌っているカフェであるのに、まさかの一言であった。
義母は「もう帰りましょう。こんな対応の店にお金なんて払う価値もない」と言い店を出た。
その後、あの夫婦がどれだけ待たされたのか分からないが、何故出入り口以外のドアをもう1つ開けているのか、何故「スタッフが案内します」という看板を忙し時だけ入り口に置けないのか・・

客が来て並んでいても「ハロー」も「待って」もない。
ああ・・何て残念なんだろう・・

その後、義母は一階の肉屋で愛犬用にとソーセージを大量購入した。
怒りが収まらなかったのか、責任者らしき人にカフェのスタッフの対応の悪さを話したら「ああ・・上ね・・クレーム多いんです。若いスタッフが多いので」と言った。
その責任者らしき女性は「この向かいのパブの方が美味しいですよ。対応もエエし・・」と笑った。

こういう対応に出くわすと、うちの不愛想なバイトもなかなかのモンかと尊敬の目で見てしまう私は麻痺し始めているのであろうか・・
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