餃子が食べたくて、しかし皮は自分で作らねばならない。
テニス肘の痛みが少ない日に、面倒だと分かっていても皮からやらねば誰がやる。
そんなワケで自分で餃子の皮を作る工程から開始するのである。
本来なら材料を無駄にしないよう、1つ1つ手で生地を広げていくのであるが、生地を薄くし、スコーン用の型抜きでポンポン抜いて行くと驚くほど速い。
これもキツイ日は、パスタ用マシーンで生地を一発で薄くし、型で抜いて行く。
完璧なまでにモチモチの餃子が出来る。

私の友人がロンドンの大学に行っていた事もあり、その時に日本食の虜になった。
以来、月1で最寄りの都会ニューカッスルまで往復2時間かけて餃子を食べに通っているのであるが、私が自分で餃子を作っているという話になり、焼く前の状態をタッパーに入れて持って行ってあげたら「あのワガ○マ(ヨーロッパに進出している日本食レストラン)よりぜんぜん美味い!!是非、餃子教室を!」という話になった。

誰がそんな会に参加するのか・・と思っていたが、4人のママさん達が餃子を知っており、「あれが自宅で再現できるのなら」と教室開催が決定した。
1つ1つ生地を丸めて伸ばす方法で教えるべきか・・手っ取り早い型抜き方法で教える方が入りやすいだろうか・・今、考え中である。

友人は日本食として餃子を知り、餃子は日本食だと思っているが、本当に堂々と日本食!!と言って良いのだろうか・・と思っている。
というのも以前、台湾人と同じクラスで学んでいた事があり、その人が「中国で餃子は水餃子やから、焼き餃子は日本のアレンジや」と言っていたが、それを聞いていたロシア人のクラスメイトが「水餃子はロシア発祥や」と言っていた。
だとしたら、日本発祥ではないものを「日本食」と教えるのはどうか・・「これはロシアか中国が茹でて食べ始めた食品であり、それを焼いた・・」と説明すべきか・・

なんて友人に言ったら「由来はどうでもエエねん。私はこの美味い料理を100個喰いたいときに喰いたい、ただそれだけやから」と言った。
「うちの国の喰いもんや」と言うたモン勝ちかも知れない、そんな緩い感じで良いのである。



≪皮の分量≫小麦粉1:強力粉1:熱湯1、これが基本です。
私は豚ミンチ500gの餡に対し、強力粉300g、強力粉300g、熱湯300㏄で作ります。
ボールに材料を入れて粉っぽさが消えるまで捏ねるか足で踏む。
後は30分ほど置いて伸ばし、型抜きします。
※パスタマシーンで伸ばす場合は、しっかり片栗粉(私は片栗粉が手に入らないのでコーンフラワーを代用)を両面に付けて伸ばします。(我が家のパスタマシーンは1~10まで段階があるため、7で丁度良い薄さに仕上がります。参考までに)
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