抱きしめる

今日は職場のクリスマスパーティー。
仕事終わりの夜7:00始まり明け方コースである。
ありがたい事に40歳過ぎのスタッフは翌日休みのシフトになっているから気にせず飲める。
クリスマスパーティーは他人の結婚式より力を入れるイギリス人、昼休憩に職場近くの美容院に行き、北新地のホステスさんのような巻き髪アップヘアとメイクを施し職場に戻ってくる。
店が終わると一斉に制服から半胸丸出しのドレスに着替え、香水を浴びて職場でチャーターしたバスに乗って会場入りである。
最初の会場はパブの大箱宴会場、その後12時から極寒カーライルの町を半胸丸出し&素足ピンヒールで飲み歩き、マクドナルドで朝食を食べたらヤングスタッフのみ朝から仕事である。
警報が出る程の大雨&暴風の中、行くのはめんど臭い。
しかし行けば皆んなが一体化する。
そうして来年のチームワークに繋がるのである。
先日、私より２年早くに入った25歳のスタッフと話していた時の事。
私が入った時、店長から「チーム一丸となって彼女を育てようと思うから、どうか理解し助けてあげよう。人は理由あって生まれた国から離れなければいけなくなる事もある。チャンスをあげたい。どうか宜しく」と当時いたスタッフは私について言われたのだと、初めて教えてくれた。
異国の地でこんな出会いがあった事が、私のイギリスでの宝物である。
大切に大切にしなければならない。
私はクリスマスパーティーで店長を抱きしめると決めた。